お金の価値観は年齢を重ねると変化する

お金の価値観は年齢を重ねると変化する

サラリーマンでも自営業でもお金の悩みは尽きません。常に「お金を稼がなくては生活できない」という不安感を拭うことができない人は大半だと思います。

 

それは「お金に支配をされている」ということになります。「お金の不安」から逃れる方法があるでしょうか。

ジャガーを買ったらお金の価値がわからなくなった

ネットニュースで配信されていたお笑い芸人のヒロシさんの記事が非常に興味深い内容でした。

 

ヒロシさんは、2003年に「ヒロシです…」のネタで大ブレイクし、現在はキャンプ系YouTuberとして活躍されています。

 

芸人として売れる前は、最低限のアルバイトで月収7万円だったそうです。一躍有名お笑い芸人になった時代には月収が600倍の4000万円になったそうです。

 

当時は自分の欲を満たすがごとく、住居も風呂無しのアパートから家賃約50万円の家に引っ越し、好みの家財道具に買い替えて、高級外車のジャガーを乗り回していたそうです。

 

ここまでの話を聞くと一般の人なら、華麗なる成功者かと思いたくなると思います。

 

しかしヒロシさんは、「自分はお金を使い慣れてない」という壁にブチ当たったのです。

 

広いリビングにある大きなソファで座っているうちに「これって何の意味があるんだろう…?」と不安が募ってきたのです。

 

そして「自分は高いモノの価値が理解できてない」ことに気付いたのです。

お金の価値は年齢が上がると変化する

「お金の価値」は人それぞれです。1000円の定食が高いと思う人もいれば、安いと感じる人もいます。

 

しかし共通して言えるお金の価値観の変化があります。それは年齢とともに「(物)欲」がなくなってきていくことです。

 

20代で独身時代には欲しいものがたくさんあります。経験したこともたくさんあります。それには時間とともにお金が必要になることが大半です。

 

でも若いうちはそれほど「お金を稼げる」状態ではありません。欲求だけが募っていくのです。

 

30代を過ぎて年齢とともに給与も上がり、欲求が満たされるような年収になってきます。一番お金が自由に使える年代ではないかと思います。

 

しかしこの世代で「欲求」というものが減少していきます。それは結婚をし、家族が増えることでお金の使い方が変わってくるのです。

 

そうなると自分が欲しいと思っていた欲求が、段々に減少していきます。それは本当に自然な流れだと思います。

普段の生活で十分と思うようになる

そうなれば普段の生活で十分満たされるようになってくるのです。

 

繁華街で外食するよりも自宅でご飯を食べるほうが心も満たせることがわかります。

 

ブランド服を着るよりも、ユニクロや無印良品などのベーシックなアイテムを着こなすほうが安心するのです。

 

そうなれば家でゆっくり本を読むような生活が十分に幸せであることを感じるようになります。

 

何気ない普段の生活でストレスを感じないのであれば、欲求も自然となくなります。それは「お金に対する不安」も減っていくと思います。

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