増やさなくてもよかった不動産

増やさなくてもよかった不動産

インターネットで検索をしていると「不動産投資で失敗」というキーワード結果が出てきます。

何を持って「失敗」とするかは人によって定義が異なるかもしれませんが、少なくとも「お金が残らなかった」ということが言えると思います。

ではどのような状態であれば「不動産投資で成功」と言えるのでしょうか。

「不動産投資で成功」するには目的を明確に

「不動産投資で成功」も人によって異なります。

  • 家賃収入による副収入を得る
  • 私的年金をつくるため
  • 将来的に家族に残せる資産をつくる
  • 節税対策のため

これが明確でなければ、無駄な買い物と時間を費やしかねません。

先ほどの目標がはっきりしていれば、購入する不動産もある程度は確定できます。

「借入金のない区分マンションを3つ持つ」だけで十分な場合もあれば、「アパートを10棟持つ」だけでは足りない人もいます。

生活費をベースに目標金額を設定

いずれにしても「お金」という数値化をすることが大事になってきます。

ではどれだけの「お金」を必要としているのでしょうか。

目安としては「生活費」をベースに考えればよいと思います。

一か月に30万円必要なのか、50万円なのかは生活環境にもよりますが、基本となる数値だと思います。

「生活費」をベースを目標金額を設定することによって、本業の「サラリーマンの収入が減る」もしくは「退職」して一時的に収入がなくなったとしても「生活費」分のお金があれば精神的にも安心できるからです。

いきなり月100万円と高額な目標をたてることはおすすめしません。

月100万円達成するためには、相当のリスクと覚悟が必要になってくるからです。

増やさなくてもよかった不動産

つまり月30万円の現金収入あればよいのであれば、必然的に購入する不動産も決まってきます。

あとは逆算的に「いつまでに」「いくら収入を得る」を落とし込んでいけばいいのです。

不動産を購入するには「頭金」が必要になりますので、どれくらいの「頭金」が必要になるかも明確になります。

しかしここで注意しないといけないのは、目標金額以上に不動産を購入することです。

本来であれば「増やさなくてもよかった不動産」となる可能性があるのです。

不動産を増やさないといけないわけではない

本来の目的は達成していたのに、周りの不動産投資をしている人の話やSNSなどを見て不動産の所有戸数を増やしていることを知ると、なぜか増やさないといけないと思ってしまうのです。

決して不動産を増やさないといけないというわけではありません。

買い続けることができることは悪いことではないのですが、無理をすることで返済する金額も増え続けていきます。

不動産投資で堅実に資産拡大に成功してきた人の共通点は「無理な不動産の購入はしない」ことにつきます。

不動産投資は「ゲーム」ではなく「経営」と理解するべきです。

「経営」と考えれば無理なことは決してしないと思います。

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