コロナ禍で経済的な不安が先行してお金をためる傾向が増えています。
今回打撃の多かった飲食店や小売店は手持ち資金が少なかったということが原因で、休業や廃業に追い込まれているようです。
やはりお金は手元に「無い」より「有る」ほうが良いということを実感した人が増えたのだとおもいます。
気を付けなくてはいけない「貯金疲れ」
生活をするうえでお金を貯める(貯金する)ことは大切です。もしもの時にお金がなければ、キャッシングをしたりお金を工面しなくはなりません。
そうなると返済金利もかかるため、余計にお金が貯まらない体質になっていきます。
収入を簡単に増やすことができないのであれば、浪費になっている買い物を見直して支出を抑えることが必要になってきます。
しかし「お金」を貯めることが、生活するうえでの最大の目的になって、「貯金疲れ」が同時に増えています。
実はこの「貯金疲れ」から抜け出すことは、簡単にできるものではありません。
「貯金」だけで経済的な不安はゼロにならない
あるファイナンシャルプランナー(FP)の話が非常に興味深い内容でした。
ファイナンシャルプランナーは家計を改善するために、数百人にお金の相談を受けています。
当然のごとく、家計を見直して「目的のある貯金」を進めてきます。「家購入の頭金」「子どもの教育費」など具体的な目標を立てて、月々の支出を見直していきます。
しかし不思議なことに「目標の貯金額を達成したから、貯金の心配はなくなった」という報告は一度も聞いたことがないと言うのです。
これは「貯金をしても経済的な不安はゼロには決してならない」ということを意味します。
経済的な不安から逃げないことが大事
これは、目標を達成しても次から次へと「不安要素」が出てくるからです。お金の不安がなく暮らしていける状態にはならないのです。
「住宅ローンを返済しても給与が半分になる」「年金生活になっても貯金は減っていく」などの事実があり、不安になる要素がずっと続くからです。
これは多くの人にあてはまることなので「自分だけ」と思ってはいけません。
むしろ「不安は当然のこと」で向き合って逃げないことが大事なります。
お金が足りないという事実に向き合っていくしかありません。
必要なものに対してお金が足りないのでれば解決する方法を考えなくてはいけません。
「不足分をどのように補うのか」「必要な対象グレードを下げて安くすることを考える」などの工夫が必要になります。
お金を「使い切る」ということで不安を解消
また「お金」を貯めすぎてゲーム化してしまい、使うタイミングを見失い不安が増長することも考えられます。
人生の最後が「一番お金を持っていた」ということになりかねません。
そう考える前に「使い切る」という考えを持っておくことも大事です。
この「10万円は使い切る」「余ったおかねは最終日に使い切る」といった考えをもつことで、バランスをとっていくのです。
今回のようにコロナ禍による「特別給付金」は、経済を活性化する意味でも地元でお金を使い切るということが大事とされています
自分への投資、家族への投資といった感じで「パソコンを買う」や「家の家具を買い直す」などに使うほうが良いかと思います。間違っても遊興費として散財するというのは好ましくありません。
「使い切る」ことができると「お金を貯め続けなくてはいけない」という経済的な不安がコントロールできるのではないかと思います。