新型コロナウイルス感染拡大の影響でホテルやオフィスを始めたとした不動産市場の勢いが停滞しはじめている様子です。住宅系は都心の新築系マンションの売れ行きは芳しくない状況です。
そのような状況の中で異例ともいえる動きがでているのが首都圏近郊の沿岸部に建つ中古住宅です。コロナ疎開とも言われるように都心からの注目が集まっています。
コロナ疎開で海沿いの中古住宅が人気
以前より一部のサラリーマンの間で二拠点生活が人気となりました。平日に都心に住み、週末は千葉県でセカンドハウスを持って暮らすライフスタイルです。
大手企業の中でも新幹線通勤を認める動きも加速し、長野県や静岡県から通勤する人も増えてきています。地方へ在住する動きは増えつつありました。
しかし今回は新たなニーズとして都市部を中心に新型コロナの感染者が増加したことから、人口の少ない地域の物件が見直されています。
加えてテレワークを推奨するように在宅勤務ができる環境もできつつあり、太平洋を望みながら、仕事スペースを確保したい人が増えたのだと思います。
千葉県への問い合わせ件数が約4倍
高価格帯の不動産売買を専門にしている不動産会社の話では問い合わせ件数が急増しており、2月から比較すると先月4月の時点で問い合わせ数が約4倍になっているとのことです。
エリアとしては距離的にも2時間程度かければ都心に通えなくはないエリアです。
- 南房総市 ※一番人気
- 富津市
- 館山市
- 勝浦市
- いすみ市
昨年の千葉県は台風による被災地域だったので、中古の問い合わせが激減したようですが今回のコロナ疎開で再度見直しが出ているようです。
千葉県への問い合わせ件数が約4倍
実際にどのような物件への問い合わせが多いのでしょうか。
千葉県に関しての物件の条件は主に三つです。セカンドハウス的な要素を求めている感じです。
- オーシャンビュー
- 広い敷地
- 安定した再販価格
問い合わせされている物件の価格帯は2000万~3000万円、3000万~4000万円といった価格帯が多いとされています。
しかし外出自粛により見学もできず、不動産会社の担当者も対応できないこともあり契約件数は増えていないようです。
テレワークによる不動産価値の変動
都市部における緊急事態宣言の長期化は避けられません。昨日も外出自粛を解除した韓国で遊興施設でクラスターが発生しました。
ワクチンが開発されるまでは新型コロナウイルスの第2次、第3次感染のリスクは高まります。
加えて企業側も経済活動を平常時に戻さなくてはいけないのですが、政府の方針に合わせてテレワーク、時差出勤を遂行するしかありません。
「都心に住まずに地方に住む」という考え方は今後も加速すると思います。
すぐに地方の不動産価格があがるとは思えないですが、不動産に対する価値は変わってくるのではないかと思います。