非正規雇用者も「副業」を行うべき時代に入った

非正規雇用者も副業すべき時代に入った

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、労働環境に制限が出始めています。売上の見込みがなく運用コストがかかる企業では従業員を休ませたり、在宅勤務を導入したりする企業が増えています。

 

また半ば強制的に有給休暇を取得させるなど問題になっている企業も出てきているようです。また派遣スタッフなどの非正規労働者においては休業期間の扱いや賃金の支払いなどで不利な条件も出てきます。

 

正非規労働者を管理しているある企業では今月は「今月は副業をしても良い」とまで言われているようです。

 

契約上に問題がありそうな気もしますが、働き方において全ての常識が変わる機会になっていきそうな感じがします。

副業がする前にチェックすること

副業を始める前に自分がどのようなことができるかのチェックが必要です。時間があるからといって安易に軽作業のアルバイトなどを選択してはいけません。

 

収入を増やすという目的が大きいかと思いますが、それだけではない「個々のスキルアップ」や「仕事の満足度を上げる」ものという視点も大事になります。

副業がする前にチェックすること
  1. 職歴を棚卸しする
  2. 自分が「楽しい仕事」であることを選ぶ
  3. 得意分野に適した副業を探す

それぞれにチェックポイントがありますので、自分に適した副業は何かを探すことが必要になります。

1. 職歴を棚卸しする

人によっては様々な職種を経験しているかと思います。「営業」を長らく経験した人もいれば、事務管理など「バックオフィス系」が得意な方もいます。

 

同じ会社でも配置転換なので様々な仕事経験があるのであれば、棚卸をしてみると良いと思います。

 

具体的には職歴を書き出すことです。どんな些細なこともで書き出すことで自分が適している仕事のヒントがわかってきます。定常的に行った仕事もあれば、臨時で対応した仕事もあります。

 

私の知り合いで事務職の仕事をしていた人が、たまたまセミナーでの受付のお手伝いをしたことから、その後セミナー講師の仕事に就いた人もいますので、リストアップして可視化してみます。

2. 自分が「楽しい仕事」であること選ぶ

可視化したリストに対して「〇✖」をつけていきます。基準は一つで「楽しい仕事」であるかということです。それは「続けていける仕事」でもあります。

 

必ずしも「憧れの仕事」が「楽しい仕事」とは限らないと経験している人も多いと思います。「憧れの仕事」が「楽しい仕事」となる人は本当に恵まれた環境にいる人です。何かしら理想と現実のギャップはあるものです。

 

「〇✖」をつけることでメインでなかった仕事を選ぶことができれば、それは長く続けられる「楽しい仕事」なのです。これが副業には大事です。

3. 得意分野に適した副業を探す

「楽しい仕事」ということで「営業」「事務」など大枠で考えなくても良いです。「資料作成」「文字打ち」などの細かい業務を選定するだけで問題ありません。

 

副業を選定する際には極端な話、売上などの業績に直結する仕事でなくても良いのです。

 

例えばExcelの関数が得意な人やPowerPointできれいにスライドショーを作るのが好きな人は時間が許す限り仕事ができるのではないでしょうか。

 

これらの仕事はインターネットのマッチングサイトなどで探すことができます。

 

また、これらの得意とされている業務はスキルアップも容易になります。「好きこそ物の上手なれ」ということです。

 

自分の得意な仕事をして、時間を有効につかって人(依頼主)のためになる仕事であれば、win-winな関係が成立します。

「副業は楽しい」という視点で探す

この探し方は「就職」や「転職」活動にも共通する部分があります。副業が少しでも長くできるのほうが良いと思いますのでやはり「楽しい」という視点が大事になります。

 

生活のために最低限必要であるという条件で多少無理な仕事を選ぶ場合もあるかもしれませんが続けられなければ意味がありません。

 

今回の新型コロナウイルス感染は確実に「働き方」「考え方」に影響を与えていきます。早くその状況を察知して行動をすることが求められます。

 

すでに現状の仕事が厳しくなると考えるのであれば、「副業」を開始するなどの具体的な行動が必要です。

 

転職という考えもありますが、これから数ヶ月が厳しい環境が続くと思いますので、余程のスキルと自信がなければ、時期を待ったほうが良いと思います。

あわせて読みたい
副業は「少額」「じっくり」「長く」できるものを選ぶ 不動産投資で間違った行動 サラリーマンが最初にやってはいけない副業