新型コロナウイルス感染拡大により臨時休校が長引く中、ついに「9月新学期」議論が過熱してきました。明治以降、4月で入学が続いていた慣習だけに大きな影響が出てきます。
しかし欧米などの国際基準に合わせると9月新学期は不思議ではありません。今回の新型コロナウイルスによりパラダイムシフトが確実に起こります。
学校だけでなく、仕事においても予想もしなかった事態になると思います。それに順応できるかが国民に問われる課題です。
まずはオンライン学習ができる環境にする
子どもたちの勉強のことを考慮すると9月入学の議論も大事ですが授業のオンライン化を優先して取り組むべきです。
家で授業を受けるのは未来の世界かと思っていましたが、そうではなくなる時代になりそうです。オンライン学習によりわからなかった授業を復習することや休んでしまった授業も受けることも容易になります。
各自治体により温度差がありますがインターネットを活用したオンライン学習で授業を行う動きが広がっています。
私学などが中心に4月当初は録画されたオンライン授業をYoutubeで公開するパターンが多く見かけられました。
しかし仕様上、オンライン学習が一方的な情報発信で双方向ではないこともあり、見るのをサボってしまう生徒も多くなり学習格差が広がる懸念点もありました。
最近ではビデオ会議システム「Zoom」を使ったオンライン教育を進めている学校や学習塾が急速に増えています。
ステイホームではインターネットがライフライン
しかし昼間にインターネット環境が整わない家庭への対応など課題があります。解決するためにはインターネット利用環境を整えることが先決です。
「5G」などの高速化の動きが注目されますが誰もがインターネットを利用できる環境を提供するべきではないかと思います。
5Gとは第5世代移動通信システムの総称です。
2020年から順次、日本国内でサービス開始を予定されています。
【5Gの大きな特徴】
・超高速化
・超多数同時接続
・超低遅延」
超高速化による4Kや8Kといった高解像度の動画配信や、超多数同時接続によるIoTの普及、超低遅延による自動運転精度の向上、遠隔治療が可能となります。
政府や自治体はインターネット環境と情報を受ける端末も同時に無料で支給するくらいの動きが必要ではないかと思います。
入居者が望む第1位は「インターネット無料」
インターネットがライフラインとするならば、賃貸アパートで住む際にも「インターネット無料」が大きなメリットになります。
不動産投資をする上で重要とされるのは「居住性」です。どれだけ長時間過ごしても快適に過ごせるかが重要になってきます。
居住性を考えるうえではアパート仕様などの構造的なハード面だけではありません。ステイホームが長期化するのであれば、その状況に適した設備も必要になります。
数年前にある住宅メーカーが調査した「入居者が希望するランキング」において第1位は「インターネット無料」でした。
普段のモバイルデータ通信はキャリア回線を使っている方が大半だと思いますが、家にwifiを設置していない方も多くいるようです。
そうした時に容量関係なく無制限にインターネットが利用できることは入居者にもメリットがあります。
- インターネット無料
- エントランスのオートロック
- 浴室換気乾燥機
- ウォークインクローゼット
- ホームセキュリティ
- 独立洗面台
- 追い炊き機能
- 宅配簿ボックス
- 防犯カメラ
- 24時間利用可能なごみ置き場
インターネットによる情報格差の低減
新聞、テレビ、ラジオは紙面や時間が限られている情報メディアです。旬な情報を伝えたい各メディアはどうしても画一的な情報を発信しがちで似たような内容しか受け取ることができません。
インターネットであれば自分で調べて確認して判断することもできます。もっともフェイクニュースと呼ばれるのような間違った情報も出ている場合もあるので、見極めるスキルも必要になります。
いずれにしてもインターネットで情報を得ることは必然的です。その情報を得るためのライフラインであるインターネット環境が安定していることが不可欠な条件になっていきます。