ビットコイン相場は、1年間で1/5に減少していた

ビットコイン

最近とくに話題にもなっていなかった仮想通貨相場ですが、先日、代表的な仮想通貨であるビットコインの大手取引所だった「マウントゴックス」の元社長が懲役10年を求刑を受けました。久しぶりに相場を調べてみると下落基調が続いていました。

 

一時1ビットコインあたり40万円まで割り込み低水準となっています。ビットコイン相場は昨年1年間で20倍も上昇し、去年の今頃は最高値200万円超えていましたが、実に5分の1以下になっています。

 

 

昨年は、仮想通過元年として話題を振りまきましたが、名前の通り通貨として利用されるのではなく投機対象となってしまったのが現状です。

 

相次ぐ不正流出や規制強化などで逆風にさらされ、投機としての旨味もなくなり減退の一途になっています。去年まではタレントを使ったCMも多くに見られました。

 

IT業界の中でも仮想通貨が実現できた「ブロックチェーン」という新技術にも期待する動きもあり、大手からベンチャーまで多くの起業が参入し、それに伴い転職市場もにぎわっていましたが、今ほとんど募集の話も聞きません。

 

先日のPayPayのキャンペーンで大手家電量販店のビックカメラに行ったときも、レジの隅っこほうに「ビットコイン利用可能」との文字がありましたが、PayPayと同じくキャッシュレスですが、ほとんど使われてないと思います。

 

不動産投資での収入を対象を株式などに変えて再投資することを実施されている方は多いと思います。私も一部株式で投資をしています。

 

不動産をされている方であれば、土地建物のように現物ではない仮想通貨はあまり積極的には投資されなかったのではないかと思います。

 

 

しかし仮想通貨で資金を集めた方が不動産投資を始める傾向はあったと思います。不動産は、仮想通貨のように、激しく上下することはありません。安定した資産形成ができます。

 

事実、仮想通貨で不動産購入ができる会社もあったようです。余談ですがアパート会社大手であるシノケンもシノケンコインなるものを発行して家賃の支払いなどに利用できるようにしています。

 

いずれにしても安定しない投資はリスクでしかありません。億り人ともてはやされましたが、仮想通貨の乱高下をみると資産ではなかったということです。

 

不動産融資でも仮想通貨が金融資産と評価されなかったと聞きますが、何のための投資だったのか疑問が出てしまいます。

 

今後もインターネットを利用した仮想マネーが出てくると予想されますが、投資がゲーム感覚の目的にならないようにしないといけないと思います。