圧倒的なPayPayキャンペーンが残した功績

PayPayキャンペーン

今月から開始された「PayPay」による支払いごとに20%分のポイントを還元するキャンペーンが昨晩を持って還元額が上限の100億円に達したため突如終了になりました。

 

当初予定では来年の3月31日までの予定でしたが、あまりにも盛況振りで10日間が幕を閉じることなります。

 

周囲の人(IT関連に勤めている方)は、ほとんど利用していたような感じです。知り合いの中でも全額キャッシュバックも複数名いました。

 

中には高額商品を購入して5万円ほどが獲得した人もいました。当選する確率も高く本当にお得だったのではないかと思います。

 

 

昨日の午後に時点で100億円超えたということですが、単純計算で500億円の消費があったということになります。インターネット通販以外でリアル店舗を使ったキャンペーンではかなり衝撃的な結果になったのではないかと思います。

 

付与される予定のポイント100億円分が来年1月10日から利用できますので、さらなる商品の流通効果が期待されます。

 

サービスとしては先行している「LINE Pay(LINE)」や「d払い(docomo)」などに比べると後発の開始でしたが、利用者が急増してパンクするなどいろんな意味でTVやメディアにも取り上げてもらえたのでPR的には成功したのではないかと思います。導入した店舗は売上が倍増した恩恵もあるので、新規での店舗も増えていくのではないかと予測されます。

 

今回のキャンペーンは情報として感度の高いアーリーアダプターの方々(IT関連に詳しい人)が高額商品購入のために早々に動きました。

 

一般的に認知されかかったタイミングで終了となったので、一般の方が利用するまでには至らなかったと思います。Twitterなどを見ると「結局使うことはなかった」「終了をもっと早く知りたかった」など悔やまれるコメントが多数です。

 

 

先ほどのアーリーアダプターの方々には「PayPayはもう使うことはない」などの否定的なコメントも出ていますが、恩恵を受けていない一般の方が次回のキャンペーンでブレイクする可能性を秘めています。(すでに追加キャンペーンをするような内容も発表されているようです)

 

また12月14日から還元率は通常の0.5%に戻り通常のサービスになります。それでもクレジットカードが登録での支払いができます。クレジットカード会社によりますが、ポイントの二重取りは可能なため利用価値があるかと思います。

 

今回はリアルだけの消費に特化していましたが、獲得したポイント含めてインターネット通販でも相互に利用できるようになれば、多くの流通が見込めると思います。

 

常時でのキャンペーン実施は難しいですが、毎年秋にヤフーが実施している「いい買い物の日」と合わせて実施するなど面白い試みができるのではないかと思います。

 

政府による商品券が補助金的なバラマキより効果的に短期間で経済が動いたことは、今後のキャッシュレス社会においても非常に意味のあるキャンペーンだったと思います。

 

QRコード決済はSuicaより不便などいろいろ意見もありますが、お得であれば利用してきます。技術により簡便にすることもできると思いますので、今後の発展に期待したいです。