テレワークは「自主性」があれば良い仕事環境

インターネットによる収入

熊本市の大西一史市長は2日の定例会見で、新型コロナウイルス感染拡大を予防するため、3日から在宅勤務(テレワーク)を始めると発表しました。

 

市のトップが新しい働き方を実践し、職員や企業の在宅勤務を推進するのが狙いとのことですが、これからの時代を考えると正しい判断だと思います。

 

今回の新型コロナウイルス感染で働き方が大きく変わりました。リモートワークや時差出勤が代表的なものですが、オフィスの必要性も問われるような状況です。

 

テレワークで「強制」が軽減された

仕事において共通して言えるのは「強制されること」の条件が軽減されたことです。

テレワークで「強制」が軽減
  • 何時までに出社する
  • 毎朝会議に参加する
  • 規制ルール、フローに対応する
  • 日報を提出する

これら一般的な業務は、基本は会社に出てくることで実行できました。リモートワークでも実施しないといけませんが、周囲の環境含めて「強制されること」がなくなります。

テレワークで必要なスキル

ここ数週間で大手企業も中小企業もテレワークを導入せざるを得ない状況になっています。いざテレワークを始めることになっても思うようにできない人が多いと思います。

 

通勤電車にのってオフィスに入ることからスイッチが入る人からすれば、テレワークでは仕事とプライベートの境目がなくなることに等しい状況に慣れないと思います。

 

普段リラックスできている自宅でも仕事と割り切るしかありません。そしてテレワークで慣れるためには基本的なスキルが必要になります。

テレワークに必要なスキル
  1. 自主性
  2. コミュニケーションスキル
  3. パソコンやソフトへの適応能力

1. 自主性

周囲に誰もいないので、サボろうと思えばいくらでもできます。しかし業務を達成するためには「自主性」ということが問われていきます。

 

確固たる意識を持ち合わせておかないと仕事の生産性は落ちてしまいます。近くに相談する人もいないので自分で解決していくことが求められます。

 

普段から自主的に仕事を作って対応できる人であれば問題ないですが、受動的な仕事のスタイルをしている人はテレワークでは苦労するかと思います。

2. コミュニケーションスキル

テレワークではコミュニケーションスキルは絶対的に不可欠なスキルです。仕事のやりとりが電話かメールやslackのようなビジネスチャットで行われます。

 

オフィスであれば少々話が横道にそれるようなラフな会話もできないので、短時間で自分自身の考えを明確かつ簡潔に伝達してくてはいけません。

 

非対面でのコミュニケーションをとっている場合には自分の意図する通りに内容を伝達することが、想像以上に難しいのです。

 

普段の会議のように相手の表情やリアクションもわからないので的確なコミュニケーションスキルが求められます。

3. パソコンやソフトへの適応能力

テレワークにはパソコン、スマホ(電話)が必須です。オフィスにいれば何か困ったことがあれば、専門のIT部門があるので相談できます。

 

しかし自宅ではWEB会議や集計などの専用ソフトの設定からPCのトラブルシューティングがあっても、基本は全て自分で対応するしかありません。

 

そのような事態になっても焦らずに落ち着いて問題に対処できる適応能力が求められます。

テレワークは不安以上にメリットがある

オフィスで仕事をするのが慣れている人からすれば、テレワークは不安でしかありませんが、それ以上にメリットがあります。

 

「集中して仕事ができる」「仕事の成果が向上する」「いいアイデアが出せる」といった仕事の質の向上につながる効果をでてきます。

 

また時間の使い方を上手く利用できれば「家族との時間が増える」「自分の趣味や余暇などの時間が増える」といったメリットを受けることもできます。

 

テレワークを導入している企業に勤めているのであれば、周囲に人に気をつかうことなく積極的に利用することで新しい生活スタイルを身に着けることができると思います。

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