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「浪費派」「貯蓄派」どちらも不安がある
お金を「使いたい」と思うか「貯めたい」と思うかでお金との付き合い方が変わってきます。当然、不必要にお金を浪費しすぎてもいけませんし、堅実すぎて使わずに終わってしまうのは本末転倒です。
行動した後に反省をしてしまいます。わかってはいてもバランスをとるのは難しいです。「浪費派」も「貯蓄派」もお金の付き合い方に不安があるのです。
自分も20代のころは、あきれるくらい貯金をしていませんでした。給料が入れば右から左へという感じで「飲み会」や「買い物」三昧でした。
週末も時間があれば有給をとって海外に弾丸旅行をしていました。その時はある意味では仕事にも遊びにも充実していたと思います。
家庭を持ってからは堅実になり、不動産投資でアパートを購入するために貯金生活モードになっています。
もちろん若いころの経験があったからこそ、無駄な出費が何なのかは自分なりにわかっているつもりですので良かったと思います。
なぜ浪費をしてしまうのか
お金は本当の目的は「生活をするため」という視点と「人生を楽しくするため」の両面を持っていると思います。しかし目的やタイミングを間違えると無題な使いになります。
場合によっては「負債」という形で人生を苦しめる可能性もあります。得に衝動的な浪費はなぜ起こるのでしょうか。
1.ブランド志向であること
一番わかりやすいですが、ブランド(ここでは高額の商品)にこだわりがあると連鎖して買い物しがちです。
「財布」だけのつもりで購入したブランドが「雑貨」から「洋服」まで連鎖的に集め始めると全体のバランスがおかしくなります。
豪華一点主義や費用対効果のある実用的なものであれば良いですが、全身、インテリアがブランドで統一されるとコレクター的な衝動にかられます。
2.無計画であること
その場、その時に気分で消費してしまうのは良くありません。無計画での買い物は一番の浪費パターンです。
目的の買い物に出て、お目当てのものがない場合でも「せっかく外に出てきたのに買わないと損」とい志向は危険です。
コンビニで1,000円近く買い物は要注意です。最近ではネットショッピングでも同じ傾向があり「ポイント倍額」「限定クーポン」があると買い物をしないともったいない心理が働きます。
よくよく計算してみると1割引き程度だったりするので、本当に必要なのかを考えるなど普段の心掛けが大事です。
3.お金を使うことで満たされている
個人的には信じがたいですが「ストレス発散で使う人」は本当にいます。「昨日勢いで買っちゃった」というセリフを聞いたことがあれば、お金の付き合いが上手くない人かもしれません。
「5万円使う」「10万円使う」ことでストレスを発散することができないのは、少し不憫な感じもします。買い物以外でストレス発散方法を考える必要があると思います。
お金を貯めすぎてはいけない
お金を貯める理由として「将来を見越して計画的に貯める」であればよいのですが、将来の不安から「貯める」のが目的になって、最終的に使いきれなく終わってしまう可能性があります。
収入や投資で得たお金は家族に残すことも大事ですが、「宵越しの金は持たない」ではないですが、自分の人生の中で使い切るのが正しいのかもしれません。
4.過剰な節約をしている
自分も最初に陥りましたが「お金を失う」ことを恐れて極度に消費を避けたくなります。同時に「お金が貯まっていくこと」に安心を覚えてしまいゲーム化していきます。
クーポンを常に使うことや移動する交通費すら時間がかかっても安い方法で利用するようになります。
考えとしては正しいですが、これではお金の不安が消えることがありません。これも一定の目標金額が貯まれば、余剰分は使っていくこと切り替えが必要です。
5.計画的にしか使えない
無計画な浪費と相反することですが、計画的に使わないと気がすまない状態もよくありません。計画外のことが起こると一気にバランスがくずれ不安が起こります。
結婚式のお祝いや家の補修があっても極力避けるようになってしまっては、本来の付き合いや生活レベルすら弊害が出てきます。計画外のことが起きても耐えれる精神的な余裕も必要です。
お金は「不安」なものではない
「浪費」も「節約」も結局は、お金に対する「不安」からでてきているものだと思います。お金は大事なのは変わりませんが過度な行動が逆にその不安を増長してしまいます。
普段は1,000円を使うのも慎重になるくらいに節約志向でありながら、不動産投資をするときには「数百万円」振り込むことに「ためらい」が実はありません。
不動産投資のときは金銭感覚マヒしているのかもしれません。よく家族から「もっと他に使うことあるんじゃないの」と言われます。
最近はお金を貯めすぎても良くないなと思っています。お金を使うことで経済が回るということもありますし、貯めて使いきれなかったらどうしようかと思うときもあります。
ある程度の貯蓄基準を設けて、毎月余剰が出たものは使うようにしたいと思っています。