コロナ禍において一般的になったリモートワークですが、アフターコロナでも業務をリモートワークで行うことを推奨されています。
業務によってはリモートワークには不向きとされている仕事も多く、当初は事務系の仕事しかできないような状況でした。
特に対面での仕事がメインである営業職にいたっては、普段通りの動きができないのではという懸念がありました。
しかし実際にリモートワークに振り切ったところ、対面営業でも支障がなくむしろメリットがあることに気付かされます。
リモートワークによる対面営業のメリットは3つ
従来型の営業といえば対面によるものが多く、足しげくお得意様に訪問することが鉄則でした。
同じ空間と時間を共有することで相手の気持ちを確認しながら商談を進めていくのです。しかしリモートワークでもその対応は可能となりメリットも多く出てきています。
- アポイントメント(約束)が柔軟にできる
- 参加者の調整が容易になる
- 遠隔地でも問題なく開催できる
1. アポイントメント(約束)が柔軟にできる
リモートワークになると相手方も在宅で対応する場合も多く、アポイントメントの調整もかなり楽になります。
移動時間や会議室の調整など煩わしい作業も必要になくなります。
メールで空き時間を確認して、翌日に実施なども容易にできるようになることでラフな商談を回数多く開催することができるようになります。
資料も印刷して用意することなく、その場で資料を画面に移したり、添付ファイルで送付することもできるので臨機応変に対応ができるのです。
そうすることで商談がスピード感を持って対応することができるため、業務を効率的に推進することができます。
2. 参加者の調整が容易になる
商談が非常にラフに始められることで、参加者の調整も容易になります。
決裁者の参加が必要な場合、短時間だけ参加していただくようなスタイルでも対応できます。
また当日不明な点があった場合でも、途中で参加を呼び掛けることもできます。
会議で手詰まったときに「会社に持ち帰って担当者と検討します」といった対応も必要なくなります。
3. 遠隔地でも問題なく開催できる
移動時間もなくなるという点では、遠隔地での商談も容易になります。
出張して対応することも一切なくなることは、非常に大きいです。
地方に在住しながら都内のお客様と商談することもできます。
リモートワークの最大限に活かすこと
従来型の営業に慣れている人とっては物足りないものかもしれません。
新しいオフィスに引っ越しともなれば、物珍しさにお客様が往来することもありましたが、リモートワークになればそのようなこともなくなります。
また営業で重要とされていた会食などによる接待に関しても、意識的に少なくなるのではないかと思います。
今回のコロナ禍においては、どちらか一方の会社がリモートワークを始めたわけではなく、同時に実施することになったため、導入する理解も早かったことも広がる要因となりました。
対面営業はビジネスの基本ではありますが、リモートワークにより双方のワークライフバランスも実現できメリットが多いと思います。
リモートワークのメリットを最大限に活かすことで「働くこと」の価値観を大きく変えていくと思います。
従来型の営業スタイルを好む経営層も早々にこの時代に対応していかなくてはならないと思います。