コロナウイルス感染の長期化が懸念されるなか、景気の先行きも不安になってきています。株価も急落し続けており、株式投資で含み損をしている方も多いのではないかと思います。
株式投資だけではやはり不安なので、他の投資含めて収益源を複数持っておくことが大事だと改めて感じます。その中でも不動産投資を持っていることが強みがあります。
もっとも景気が下がれば家を借りる人も少なくなる懸念もありますが、衣食住のうちの「住まい」は絶対に必要なものです。借りたくなるような間取りや仕様、適切な家賃であれば不動産投資は安定している投資だと思います。
不動産投資による収入で贅沢はしない
不動産投資で初めて収入を得たときは非常に嬉しいものです。たとえ少額だとしても本業とは違ういわゆる不労所得としての実感があり、不動産投資を実行して良かったと思える瞬間だと思います。
実際に自分の口座に家賃収入を振り込まれるとそのお金をどのように使うのでしょうか。生活に余裕が出てしまうので、最初はついつい贅沢をしてしまうのではないでしょうか。
- 欲しかった憧れのブランド品を買う
- 家族で海外旅行に行く
- 高級レストランで食事をする
- 趣味のお金に使う
- 車を買い替える
しかし、このような使い方をする人は今のトレンドではありません。最近不動産投資をされている方は、慎重かつ堅実な方が多いと思います。家賃収入を得ても実際には使わないことが多いのです。
何にお金を使うかというと「再投資」のために貯蓄をするのです。 次の物件の頭金にする場合もあれば、繰り上げ返済に充てて資産化を進めます。
せっかくの家賃収入なのに贅沢にお金を使わないと意味がないと言われるかもしれません。しかし安定して不動産投資を継続している投資家が書いた本や話を聞くと共通したポイントが3つあります。
①付き合いでお金や時間を使ったりしない
サラリーマンであれば仕事上の付き合いのゴルフ、飲み会は日常的に行われているのかもしれません。しかしこれは本当に見直しをしたほうが良いと思います。
成功した投資家は、この時間を自分の教養のため、学習のために使っています。行事的な飲み会であったとしても、お酒で乱れることなく一次会で帰って自分の時間を作るくらいの割り切りが必要です。
「自分のためにお金と時間を使う」は鉄則です。時には付き合うことで新しい出会いなどもあるかもしれませんが、年に数回など自分の中でコントロールできるレベルにとどめておくべきです。
②質素で堅実な生活を選択する
投資家の基本ではありますが、やはり極端なブランド品の購入や高級な食事はそれほど積極的にはしていません。実に質素で周りに合わせて背伸びをせず、自分に適したものを理解しています。
グレードの高いものを知ることために「高級なブランド品を購入する」「高級レストランで食事をする」一度は体験しても良いかと思います。それが自分に合っているのか費用対効果があるのかを理解しないといけません。
そしてそのグレードの継続しても贅沢をして良いかを見極めることが大事です。自分にとって価値のあるものであると感じとれるものでなければ無用なものです。実際に質素で堅実な選択をしたほうが心地よい場合が多いと思います。
③何にお金の使うか判断できている
「貯める」だけのモチベーションで投資をにするとマネーゲームに陥ります。どのように使うかで成功する投資家になれるかが変わってくると思います。
成功している投資家は何のために誰のためにお金を使うかをはっきりしています。当然自分のために使うことが先に考えると思いますが、家族のため、恋人のため、親友のために何をすれば「幸せ」を与えらえるかを考えます。
そしてお金を使うことには確固たる信念を持っています。また共通して言えることは「常に先をみて動いている」印象があります。現状を分析して冷静に先手を打っています。人とは違うお金の使い方を知っています。
不動産投資での成功の規模ではない
成功するということは不動産の規模では決してありません。そして家賃収入の金額だけでもありません。多いのに越したことがないと思うかもしれませんが、使い道など含めて分相応であるかが重要になってきます。
多額の資金を操るデイトレーダーが特集のテレビを見たことがあります。住んでいる場所は都心の一等地の高層マンションでしたが、お昼の食事は実に一般的なものでした。コンビニのお弁当のときもあるようでした。
テレビの演出もあるのかもしれませんが、本音としてはどんなに成功した投資家でも生活は質素でシンプルなものを選ぶのだと思います。
「自分が生活に必要な金額をわかっている」のであれば、その金額を常時得るような収入の仕組みを作れば良いだけなのです。