新型コロナウイルス感染症の影響に対する経済対策として政府が実施する、特別定額給付金(10万円一律給付)の制度の受付開始しました。
今回は全国同時受付ではなく各自治体ごとに申請の受付を行います。これにより少しでも早く給付金を渡すことが可能になります。
4月の時点で受付を開始している自治体も多く、制度が決議した直後に現金を手渡ししていた自治体もありましたので、早々に手配されるのではないかと思います。
しかし大都市圏であれば確認作業が多くなるため時間がかかります。少しでも早く給付を受けたいのであれば「オンライン申請」に限ります。
目次
特別定額給付金の申請はシンプル
新型コロナウイルス関連の各種給付金は証明書類を用意しなくてはいけなく複雑になっています。
また自治体窓口も混雑しており時間がかかっているようですが、今回の「特別定額給付金」は非常にシンプルです。
各自治体から届く申請書に記入して郵送による申請する方式と、オンラインで申請する方式があります。
オンラインの申請にはマイナンバーカードが必要です。
オンライン申請であれば10分で完了
今回は住んでいる自治体のホームページに受付開始の案内が出ていましたので、内容を確認のうえ「マイナポータル」から申請手続きをしました。
確認事項などもありましたが、10分程度で完了したので非常に便利です。
申請する前の事前準備として必要なのは下記の項目です。
- マイナポータルの動作環境チェック
- 世帯主の本人名義の振込先口座を確認できる書類
マイナポータルの動作環境チェック
マイナポータルの「ぴったりサービス」というオンライン申請ポータルページから対象の申請内容を検索してから申請します。
利用する際には下記の動作環境が必要になります。
STEP1 | OSの種類・バージョン |
STEP2 | ブラウザの種類・バージョン |
STEP3 | マイナポータルAPのインストール |
STEP4 | マイナンバーカード |
STEP5 | 署名用電子証明書の暗証番号 |
STEP6 | ICカードリーダライタ |
スマホでもできるとのことですが、マイナンバーカードの認証ができる機種が必要なので、パソコンから申請することをお勧めします。
また、ICカードリーダライタはすでに品薄状態になっていますので、ネットショッピングや大型家電店で探す必要があります。
世帯主の本人名義の振込先口座を確認できる書類
「特別定額給付金」は実際にお持ちの銀行口座に振込をされますので、確認書類を提出する必要があります。
【金融機関名、口座番号、口座名義人が分かる写し】
- 通帳
- キャッシュカード
- オンラインバンキング画面
など
申請に関しては事前に準備するのが面倒ですが、e-Taxを利用している方であれば10分も掛からずに申請ができると思います。
マイナンバーカードがない場合は郵送のほうが早い
マイナンバーカードを持っていないのであれば、新たに発行するしかありません。
お住まいの各自治体に申請をする必要があります。写真付きの証明書類のため、自治体で写真を撮影してパスワードの登録なども行います。
実際には1カ月ほどかかります。今回のような申請を機会に登録する人もいるかと思いますので更に時間がかかるでしょう。
マイナンバーカードをお持ちでない方は郵送での申請がスムーズです。
給付額は申請した口座に振り込まれます。
マイナンバーカードは公共サービス利用には必須
マイナンバーカードは今回の申請に限らず自治体サービスなど受ける際には非常に便利なカードです。
- マイナンバーを証明する書類
- 各種行政手続のオンライン申請(マイナポータル利用)
- 本人確認の際の身分証明書
- 各種民間のオンライン取引
- 自治体の様々なサービス利用
- コンビニなどで各種証明書の取得
普及率こそ20%も満たない状態ですが、今後、国や自治体からサービスを受けるためには必然となるので持っておいたほうが良いと思います。
私は確定申告をe-Taxに変えてから使い続けていますが、好きな時間に申告ができます。
また書面での申請とは異なり、審査も早いので還付金がある場合は短期間で振込がされるメリットは大きいです。