家を探すのであれば駅から徒歩7分がベスト

駅7分がベスト

引越しシーズンが到来してきました。転勤、入学などで生活環境が変わる人も多いと思います。引越し業者はすでに2月から予約がピークとなっているようです。

 

住まいを探す際に重視される点として都心であれば電車での通勤、通学になるため「駅からどれだけ近いか」が重要な条件となってきます。自宅から最寄駅までの距離というのは近いほど、生活する上で便利であることが一般的な見方です。

 

不動産の物件情報にある徒歩何分という所要時間(徒歩所要時間)の表記がありますが、具体的にはどのような基準で定義されているのでしょうか。

所要時間(徒歩所要時間)とは

徒歩による所要時間は、道路距離80mにつき1分を要するものとし、1分未満は切り上げて算出すべきとされている。また、信号待ちや坂道、歩道橋等による影響は考慮しないのが通例である。

不動産広告における距離の表示方法の一つですので、正しく表記しないといけない項目です。

徒歩何分がベストか

それでは実際にどれくらいの距離であれば許容範囲になのか、不動産関連サイトでアンケートを実施した結果が掲載されれていました。

徒歩5分以内 9%
徒歩10分以内 43%
徒歩15分以内 23%
徒歩20分以内 25%

引用:いえらぶコラム

徒歩5分以内は駅近でダントツの人気かと思いきや10分以内も許容範囲となっていました。さすがに20分ともなると徒歩では大変になりますのでバスや自転車を利用しないと不便かと思われます。

駅近のデメリット

徒歩5分以内とされている場合は、駅からほど近く便利に違いがありません。しかし先ほどのアンケートは少数派という意外な結果でした。それにはデメリットがあるということです。

駅近のデメリット
  • 家賃が高い
  • 人通りが多すぎる
  • 騒音が激しい
  • 周囲の開発が多い

家賃が高い

やはり駅近となると家賃が高くなる傾向にあります。賃貸物件であればオーナーも強気に家賃設定をしても良い条件です。

便利は反面で家賃が高く、広さも限定されているのであれば、少し離れて家賃が安いまたは部屋の間取りが広いところを選択するのだと思います。

人通りが多すぎる

駅の状態にもよりますが、駅が近いと人通りも多く賑やかです。女性からすれば全く人がいない夜道を歩くことを考えれば安心できます。

しかし賑やかな反面、治安が安定しないエリアもあります。また土日も賑わうエリアであれば休日も落ち着いて過ごすことができない場合もあります。

騒音がある

駅が近いと電車の騒音や踏切の音が気になるエリアもあります。また駅周辺の道路が混むようなエリアは車の通過などで騒音が増幅されます。

周囲の開発が多い

駅が近いと開発することが多いエリアです。隣近所に高い建物が立つ可能性もなくはありません。日当たりの良い住まいでも建物が立つことで悪い条件のマンションになる可能性もあります。

駅から徒歩7分がベスト

不動産サイトの検索条件の選択肢を見ると「7分以内」という端数的な設定をしています。これは実に絶妙な設定で検索されるニーズが高いのだと思います。

 

「5分だと近すぎて家賃が高いけれど、10分は少し遠く感じる」間の7分というのが絶妙な設定なのだと思います。これも8分ではなく7分というところがポイントです。

 

駅が近いと遠いのでは生活する上では疲労度が違ってきます。中には運動のために15分の場所を選ぶ人もいます。駅から遠いと家賃も安くなり広い部屋にもなるので一挙両得な感じになります。

 

遠い距離も「住めば都」なので住居が充実していれば慣れてくるものです。徒歩時間はあくまでも最初の基準になるので実際には少々遠くても契約する人が多いのではないかと思います。

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