4月から「テナント系不動産投資」にも影響が出る

テナント系不動産に大打撃

今朝の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落して始まりました。取引時間中とはいえ約1年2カ月ぶりに2万円を割り込みました。

 

新型コロナウイルスの感染拡大は世界的に影響を与え始めています。原油価格の急落もはじまっていますが、実体経済への影響が出始めそうです。リーマンショック並みの経済ショックが起きそうです。

 

飲食業界への打撃が大きくなっている

日本の生活もマスクやトイレットペーパーだけでなく食生活にも影響がでてきそうです。感染リスクを避けるために外食も控える傾向が出てきています。

 

歓送迎会のシーズンでありながら会社からも集団での飲み会を粛清する動きがあります。その流れか繁華街の飲食店はキャンセルも続出し、人気店でも空席も目立っているようです。

 

先週の報道番組で新橋のある居酒屋が取り上げられていましたが、木曜日の夜と言いながら来客したお客様は3組しかいませんでした。飲食店の経営にも厳しい状況が続くと思われます。

テナント系不動産投資にも影響

新型コロナウイルスによる経済への打撃は、リーマンショックのような株式市場から失速ではなく、生活全般に活動停止によるものなので影響が計り知れません。

 

外での食事が自粛されるということになれば、飲食経営はしばらく厳しくなると予想されます。食材の仕入れや従業員の賃金など絶えずコストが必要となります。そして飲食店の大半はテナントとして店舗を借りていることが大半かと思います。

テナントとは

オフィスビルや商業ビルと賃貸契約して入居する事務所や店舗のことをさします。「店子(たなこ)」とも呼ばれます。元々の意味は、土地や建物の賃借人や賃借権保有者を指す言葉でしたが、一般的に賃貸ビルに入るお店などに使われています。テナントの内、専有面積が大きく集客力も大きいものをキーテナントと呼びます。

引用:【ホームズ】不動産用語集

休業に追い込まれてしまえば、賃料を払うこともできずに退店することも予測されます。一度退店すればこのような状況なので、簡単には入居が決まりにくいということになるでしょう。

 

そうなれば店舗に貸し出しているテナントオーナーも引き留めることを考えて割安で貸し出すなどの対策をとらないといけません。いずれにしても長期化すればテナントオーナーの経営も圧迫していくと予想されます。

4月以降にテナント系不動産投資に影響がでる

今月は年度末でもあり多くの企業が決算を控えています。新型コロナウイルスによる影響も出始めると思います。すでに来年度以降の計画を下げている企業も出てきています。

 

決算状況にもよりますが先ほどのテナント系も繁忙期を乗り切れる現金がなければ、退店を余儀なくされます。そうなるとテナント系不動産投資をしているオーナーへの影響が拡大されるかもしれません。

 

テナント系不動産投資は「利回りが高い」「賃料単価が高い」「原状回復の手間・費用が不要」という点では住居系不動産投資よりメリットが高い投資対象でした。

 

テナント系不動産投資は住居系不動産投資で実績のある不動産投資家が次のステージとして、投資対象を広げる王道の流れでした。 しかし飲食系、ひいては小売系での不動産投資にも影響が出てくるかもしれません。

 

またワクチンの開発や新型コロナウイルス流行の鈍化などの傾向がみられない限りは終息の目途がみえないため、長期化も予想されます。

 

インフルエンザのように春、夏になれば終息するという見方も出ているようですが、早々に平穏な生活に戻ってほしいと思います。

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