「東京タピオカランド」はブームの集大成か
一時期のブームと思っていた「タピオカ」ですが、とうとう世界初のタピオカのテーマパーク「東京タピオカランド」が昨日に原宿にオープンしました。
先行発売された5000枚の前売り券は販売初日ですべて完売したというから驚きです。
ニュース画像を見ると黒くて丸いタピオカのオブジェがいたるところにあり、インスタ映えを狙っているような感じです。
黒糖で煮込んで作ったタピオカミルクティーなどが有名ですが、遅まきながら先日初めて飲みました。
通常のセルフコーヒーと同じくらいの値段かと思いきや500〜600円と少々お高めな印象です。
しかし若い女性の方が中心に行列を作ってまで飲む姿が続いているのを見るとまだしばらくブームは続くのかもしれません。
食感を楽しむ飲み物だと思いますが、個人的には一回飲めばもういいかなという感じです。
それでもイベント店舗とはいえ「東京タピオカランド」はこのブームの集大成的な感じがします。
地元にタピオカのお店が相次いでオープン
しかしこのブームは原宿や渋谷など都内の若者に人気のある街だけの現象かと思っていましたが、つい先日近所に二店舗がオープンしました。
偶然にも両方とも元中華料理店でしたがほぼ同時期に開店したのには正直驚きました。
それほど若い人が集まる駅ではなく地元住民が普段の買い物に来るような場所にできたからです。
商店街の店舗は入れ替わりが激しいです。
一時期は足つぼなどの「マッサージ」店が多く開店しました。
元美容室であったり、飲食店であったりするのですが、ベッドとカーテンで間仕切りをした簡素な内装なのでコストも掛からず開業できるのでしょう。
「タピオカ店舗」もそのような勢いなのか、簡単に店をつくることができるのかもしれません。
その2店舗はカウンターだけで飲食するスペースもありません。
テイクアウトのみであれば接客することもなく対応できるので運営コストも掛からないのでしょう。
「民泊」「コインランドリー」の次は「タピオカ投資」?
不動産投資家の間でも、新しい方向の不動産投資を探している層がいます。
従来の「アパート」「マンション」に飽き足らず、貯まった資金を次の案件に再投資するのです。
いわゆる「民泊」「駐車場」「コインランドリー」への投資は、従来の不動産投資のフローに付加価値をつけた変化球的な内容です。
先日のニュースでもタレントの木下優樹菜さんのお姉さんが「タピオカ店」を開店したということで話題になりました。
記事を見て驚いたのはその原価です。
「原価は50円ほどなので、利益率が高い」と書かれていました。売価500円で売り出しても大半が利益になるということです。
そして内装コストも掛からない「タピオカ投資」は魅力的な対象なのかもしれません。
しかしタピオカは過去にもブームになり短命に終わった歴史があります。
近所の店はオープン初日は物珍しさから行列ができていました。
しかしすでに閑散とした感じにはなっているので、今後の展開が心配ではあります。