不動産投資関連の古典とも言われている「金持ち父さん貧乏父さん」は、不動産投資をされている方であれば、一度は読んだことはあるのではないでしょうか。
金持ち父さんのように不動産投資による不労所得で海外でゆっくり過ごす生活は、憧れのスタイルとなりました。
「不労所得」は「経済的自由」という言葉にも置き換えられ、その後も関連した書籍が多く出版されました。
サラリーマンでもお金持ちになれる
「金持ち父さん貧乏父さん」での一番の衝撃は、サラリーマンでも「お金持ち」になれるという事実を与えたことです。
不動産投資は、一部のお金持ちや昔から土地を持っている資産家しかできないという固定観念を壊したのです。
実際に有名不動産投資家の方にも実直に投資を行い、セミリタイアを実現し「金持ち父さん」になった人はいらっしゃいます。
サラリーマンだからできる不動産投資
日本では一定の条件を満たすサラリーマンであれば、信用があるがゆえに融資面では有利となり、不動産投資ができます。
今はコロナ禍で厳しい状態ではありますが、全くできないわけではありません。
安定した企業に勤めていれば、住宅ローンでも数千万円借りることができます。収益不動産ともなれば1億円借りること可能です。
会社を立ち上げても1億円を融資もらうのは相当な実績がないと厳しいと聞きます。
また海外の話を聞くとサラリーマンというだけで1~2億円融資が得られるのは考えられないようです。
サラリーマンのメリットは最大限に
それだけサラリーマンというステータスは、「不動産投資」においては大きな武器になります。
「金持ち父さん」では、「セミリタイアすること」を礼賛しています。
しかし、完全にセミリタイアで生活が安泰かとは言い切れません。
そこには生活するうえで、税金や年金、保健などの社会保障制度の負担伸し掛かってきます。
その点では企業が半分負担してくれるサラリーマンは、非常に優位性のあるステータスなのです。
リモートワークで「副業」も容易に
「サラリーマンという看板を使わないのはもったいない」と不動産投資関連の書籍には書かれています。
それは社会的制度(保証)も利用でき、一番バランスがいいのだと思います。
またコロナ禍でリモートワークが一般的になると、自分の時間をつくることもでき不動産投資以外での「副業」による収入を得る機会も増えていきます。
「金持ち父さん」では、さらに不動産以外のビジネスを展開するなどの積極的な姿勢も大事にしています。
「サラリーマン」「不動産投資」「副業」が最強
「お金持ちサラリーマン」になれる堅実な方法は「サラリーマン」「不動産投資」「副業」の3つを平行できることです。
間違っても昇給や転職で年収を上げることで「お金持ちサラリーマン」になると考えてはいけません。
今の時代は、そのようなサラリーマンの王道のような歩き方が、かなり難易度が高いのです。
また税制面でも「不動産投資」か「副業」で個人事業主として経営していれば、さらに「お金」が貯まりやすくなります。
アフターコロナにおいては、サラリーマン継続しながらの「金持ち父さん」が安定するスタイルになると思います。