新型コロナウイルス感染拡大の影響で不動産投資にも影響が出ています。とくに住居系でない不動産投資をされているオーナーは、SNSなどで苦労をしている発言が目立っています。
「家賃の減額」「支払い期限の猶予」といった内容です。借主のためにオーナーも協力したいところですが、オーナーに対して政府から補償があるわけではないので、判断が難しそうな様子です。
- テナント(飲食店、小売)
- 民泊
- ホテル
- 貸し会議室
どれも住居系と比較しても高利回りとされていた不動産投資です。サラリーマンでの初心者には難しい領域ですが、すでに実績のある不動産投資家の方々が事業拡大のために取り組んでいる投資です。
有名不動産投資家による情報発信
ここ数年で元はサラリーマンでありながら事業拡大に成功し、セミリタイアされた不動産投資家が数多くいらっしゃいます。
賃貸事業主としての生業を持っていながら、自信の成功体験を本として出版やセミナー講演にてセルフブランディングを行い、不動産投資コンサルティング業することで事業を拡大されています。
セルフブランディングの一環でメールマガジンの配信、ブログやTwiiterなどのSNSで情報を配信されています。内容に関しては不動産投資家によって異なります。
不動産投資の経営に関する実直な報告の方もいれば、私生活をアピールされている方など様々です。
不動産投資に真摯に向き合っている方は、今回のコロナウイルスによる被害を赤裸々に告白されており、不動産投資家としての事業の難しさを周囲に伝えようとされています。
一方、私生活メインのブログを展開されている方は、未だにリア充メインの情報配信です。
リア充アピールの有名不動産投資家
世間的には新型コロナウイルスにより不要不急の外出を自粛する雰囲気の中で、その方は国内旅行をアピールしていました。
元々海外旅行が趣味の方で、発信する情報は「物件を購入する話」か「ビジネスクラスで旅行」「5つ星ホテルでの滞在」を自慢するような話がほとんどでした。
サラリーマンでセミリタイアしたい人からすれば、憧れのライフスタイルの一つだと思います。
しかし新型コロナウイルス感染により、外出ができなくなりそのような自由な海外生活はここ数年は難しくなっていくと思います。
今回の自粛ムードにより贅沢とされる生活の価値観が変わっていく機会になりそうです。
サラリーマンにとって不動産投資とは何かのか
サラリーマンによる不動産投資は依然として人気の投資先のひとつです。しかしサラリーマンにとって「不動産投資」というものは何なのかを考える必要があると思います。
「贅沢をするためのお金を得るもの」と考える人もいるかと思いますが、コロナ禍で生活が一変したことにより、その考え方すら疑問になってきます。
- 本業以外での収入を得る
- 資産形成をする
- 節税をする
- 家族に相続できる
- 生命保険代わりになる
- 売却して利益を得る
これらの目的がすべての人に当てはまるわけではありません。しかし贅沢する目的でだけではないと考えたほうがよいと思います。
贅沢をするためには、現金(キャッシュフロー)が必要です。現金を得るには借入も伴います。借入をするということは返済リスクがあるということです。
不動産投資で得たお金をどのように使うのかは個人差があると思います。
しかし少なくとも「好きなものを食べて、海外で自由に生活する」というリア充的なものを自慢するためのものではないと思います。
価値観が変革する中で「何のための不動産投資をするのか」は個々に考えるべきだと改めて思います。