こんな「投資セミナー」絶対に行ってはいけない

絶対行ってはいけない投資セミナー

投資関連のセミナーは盛況のようです。年金不足も話題になり若い世代を中心に興味をもつ人が増えているようです。またスマホアプリで人気の「ロボアドバイザー」による投資も人気で、オフ会なども開催されています。

 

インターネットだけでも十分に知識を得ることもできますが、「実際に投資として問題ないのか」「最新の情報はないか」などを知る上ではセミナーに参加することは良い経験になります。

 

土日が参加できなくても平日の夜でも開催をしている会社が多くありますので、気になるサービスや金融商品があるのであれば、公式ホームページにセミナー情報が掲載していないか確認しても良いかと思います。

こんな「投資セミナー」には行ってはいけない

投資セミナーと言っても全て有益な内容とは限りません。中には悪質なものもあり不利益な金融商品を購入させる場合もあるようです。 セミナーとして気をつけるべきポイントがあります。

行ってはいけないセミナー
  • 投資とは関係ない著名講師が来ている
  • 投資経験のない税理士・FPが講師になっている
  • やたら「自己資金ゼロ」を連呼する
  • 社長(責任者)が話さない
  • 会場がマンションの一室

 

投資とは関係ない著名講師が来ている

投資セミナーの客寄せ的にテレビで出ているような文化人やタレントで特別講演をする場合があります。しかしこれは投資には一切関係ない話をしていることが大半です。

 

例えば世界情勢の話や社会全体の仕組みの話を行い、最終的には半ば強引に「投資」に繋げている内容ばかりです。

 

初心者とばかりに女性タレントが登壇する場合もありますが、的はずれな内容も多いので避けたほうが良いと思います。

 

また自身の書いた本などの宣伝に使われる場合があるので、はっきり言って無駄なセミナーです。

 

投資経験のない税理士・FPが講師になっている

税理士やFP(ファイナンシャルプランナー)が登壇しているセミナーにも注意が必要です。専門的な内容ではありますが、少し本を読めばわかるような内容を繰り返してる場合が多いです。

 

一番困るのは実際に投資をしていない人が多いところです。とくに不動産投資に関しては、話を聞いていると顕著に投資に現実味がないことがわかります。

 

投資での苦労を知ったうえでの講師であれば理解できますが、机上の話をしている可能性があるので見極めが必要です。

 

やたら「自己資金ゼロ」を連呼する

初心者が思わず参加してしまうのは「自己資金ゼロ」や「10万円の少額」からできると連呼している投資は、信じてはいけない類のセミナー です。

 

実際に最初はお金を掛けずにできるかもしれませんが、追加でお金がかかったりすることなどが予想されますので、鵜呑みしてはいけません。

 

社長が話さない

セミナー主催会社の経営者である社長が出てこないのは、量産した中身のないセミナーをしている証拠です。

 

特に投資系はお金が絡む話なので、責任者自らが説明するべきだと思います。

 

またセミナー後も社長に直接質問できる機会もあるので有効的です。

 

以前、ある不動産投資会社のセミナーで、社長が後ろのほうでふんぞり返って座っている会社がありました。その周りを幹部社員が囲っているいたのです。

 

信用できないと思っていましたが、案の定、その会社の事業は傾いています。

 

会場がマンションの一室

新興ベンチャーの投資会社でマンションでセミナーをする場合がありますが、社屋や貸会議室も借りられない資金状況かと思いますので、避けたほうが良いと思います。

 

一度マンションの一室に参加したことがありますが、途中退席にしにくい感じでしたのでお勧めしません。

 

安心できる投資セミナーとは

安心できるセミナー
  • 社長が自ら登壇している
  • 講師・スタッフが投資を実践している
  • 売上だけでない実績を出している
  • 強引な営業行為がない
  • 会場運営がきめ細かい
  • 個別相談会がある

社長が自ら登壇している

自社のサービスを一番理解しているのは社長です。

 

社長自ら自信を持って話すことができるかが大変重要です。会社の方針含めて確認できるので説得力のある内容が聞けます。

 

講師・社員が投資を実践している

セミナーに登壇する講師や主催の会社社員が実際に投資しているのは、説得力があります。

 

社員が投資しているのであれば、商品やサービスに自信がある証拠です。

 

また実際に投資している一般の方が登壇される場合があります。不動産投資であればオーナー視点で話されますので、関係者より共感できる部分があります。

 

売上以外の実績も出している

会社を説明する際に売上などの実績を公表している場合があります。

 

そもそも実績数値がなかったり、ざっくり100億円みたいな会社は信用できません。

 

売上以外の利用者などを時系列に開示している会社のセミナーは好感が持てます。

 

強引な営業行為がない

セミナー後の話になりますが、連絡先をとってから執拗な営業がある会社は怪しいです。

 

一回くらいならまだしも昼夜問わず、担当者を替えて電話してくるのは悪質性な会社の予感がします。

 

会場運営がきめ細かい

セミナー運営に慣れているかという点がポイントです。特に受付の時点で評価が分かれます。

 

不慣れな会社は接客もおぼつかない印象があります。実際に投資を相談しても安心できる回答をいただけません。

 

個別相談会がある

セミナー後に個別相談会を実施する場合があります。その際に多くのお客さんが残っているような会社は安心です。

 

アットホームな感じで着席している横で行える会社は相談しやすい印象を持ちます。

 

スペースがないくらいに詰め込んでいるセミナーも、あまり良い会社とは言えません。

 

投資は「自己責任」だが勉強で回避できる

投資をしないことには「お金を増やす」ことができません。

 

しかし投資自体は、自己責任で行うものです。それを回避するには勉強して知識を得るしかありません。

 

内容を理解しないで言われるがまま始める投資はリスク以外何ものでもありません。

 

投資セミナーは、勉強する方法の一つであるのは間違いありませんが、慎重に選ばないと余計な時間と労力を使いかねません。

 

あわせて読みたい
不動産投資セミナー 金融会社主催の不動産投資セミナーには要注意 お金持ち 年収2,000万円以上限定セミナーの存在