日経平均株価、ダウ平均ともに連日の下がり相場が続いています。前日過去最大の下げ幅を記録していました。
しかし今朝のニュースではトランプ米大統領が景気悪化を防ぐために、減税などの経済対策を表明したことが好感され、割安感からようやく買い戻しが入りました。
しかし世界的に新型コロナウイルスの感染拡大は続いており、世界の株市場での乱高下は続いており、世界経済の先行き懸念は長期化するのは避けられない状況です。
「株式投資」では不安が先行する
そうなると資産運用で株式を中心に持っていると不安になります。所有している株価も大幅に下落し、精神的にも落ち着かない投資家も多いと思います。
現金のあり、デイトレーダーのような生活をしている人であれば、下落相場で買い増しをして儲ける術をもっているかもしれませんが、一般的なサラリーマン投資家は時間をかけることができません。
ここまで先が見えないとなると静観していたほうが良さそうな気がします。
株式投資は少額で始めることができるので、サラリーマンや主婦でも手軽に投資ができます。しかしその分、価格の変動が激しく損しやすいというデメリットもあります。
株式投資と比較されやすいのが、種類が異なる現物投資である「不動産投資」です。
不動産投資は株式相場ほど流動的ではないですが、同じお金を得る方法としては安定しています。
「株式投資」と「不動産投資」の違い
不動産投資は、保有している物件からの家賃収入を目的とした投資です。
世間的には新築ワンルームマンションやシェアハウスで損をしているイメージが先行していますが、決してそんなことはありません。
立地も良く、物件がしっかり管理され、長期的に運用していくことを前提としたものであれば、価値が著しく減少するということはなかなか起こりません。
株式投資が株を購入し、株価が上がった段階で売却して利益を上げていく投資で、いわゆるキャピタルゲインです。
一方、不動産投資は不動産を売却するという考え方もありますが、基本的には家賃収入によるインカムゲインが中心となります。 資産(不動産)を維持しながら家賃収入を得ることができるのです。
世界の富豪と呼ばれる層は、ほとんどがこの「不動産投資」を実践しています。株式投資で利益を得た人も現物の不動産に購入している方が多いと思います。
「不動産投資」は維持管理費が必要
不動産投資は、物件を保有しそこから家賃収入を得ていくためには、物件を維持・管理していく費用が必要です。
専門の管理業者に委託するか、コストを抑えるために自主管理する人もいます。株式投資でも管理するためのコストが必要ですが不動産投資のように多額ではありません。
「不動産投資」は流動性がない
不動産投資は、物件を売ろうと思ってもなかなか売れません。株式投資の場合はすぐに売ることができます。しかし今回のような乱高下する市場ではデメリットもあるのです。
不動産投資は、資産の流動性が低い代わりに、価格が急上昇することもなければ急降下することもありません。
「不動産投資」と「株式投資」を併用する
不動産投資と株式投資の特徴や違いがあります。投資としての性質が全く違うので、併用して運用することが良いとされています。
サラリーマンであれば副業レベルで過度な投資をしないほうが賢明です。リスクが高くなります。
また老後の資金や長期的に収入を増やしていくのであれば、日々株価をチェックするなど精神的にもストレスを感じやすい株式投資よりは不動産投資を行うほうが良いかと思います。