手持ちの「お金を増やす」方法としては、一般的には三つがあると言われています。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 投資をする
不要不急の外出自粛で、外食やショッピングモール、遊戯施設(遊園地、カラオケなど)に出掛ける機会が少なくなると「お金」を使うこともなくなってきます。
支出を制限していくことでお金が貯まっていけば「投資をする」ステージにステップアップできます。
エリートサラリーマンだから出来てしまう事実
サラリーマンは年収が高い人のことを俗に「エリートサラリーマン」と呼ばれており、インターネットの書き込みでは「エリサー」などと揶揄されています。
- 年収が1,000万円以上
- 大手企業(東証一部企業)または外資系企業
- 東京都内に持ち家(マンションないし戸建)
エリートサラリーマンであれば不動産投資に向いています。なぜなら金融機関からの評価ポイントである「属性」の条件をクリアしているからです。
コロナ禍で不動産投資への融資が厳しいと言われている条件の中で「属性」が挙げられています。年収が1,000万円以上なければ融資しないとしている銀行が多いのです。
以前は都市銀行などがその条件に当てはまっていましたが、地方銀行などもこの条件に合わせてきています。
エリートサラリーマンが不動産投資をするのに有利なことは事実です。そして不動産投資は収益が回っている物件でなければ融資が承認されません。
しかし良くも悪くもですが「収益が回ってない物件」でもエリートサラリーマンであれば通ってしまう可能性があるのです。
つまり将来性のない投資用物件に対しても「高い属性」を利用して購入できてしまうのがエリートサラリーマンなのです。
本業忙しく、事前に不動産投資の勉強もせずに不動産会社に丸投げ状態してしまえば、年収が高くても赤字物件を抱えることになります。
不動産投資には地味なサラリーマンが最適
エリートサラリーマンによくありがちなのは、高年収に対して貯蓄が伴ってないことです。高年収のため稼いだお金にふさわしい生活レベルをしている可能性が高いのです。
人付き合いなど環境にもよるかもしれませんが、衣食住においてもワンランク上の生活をしていれば、貯まるお金も思い通りにはなりません。
教育費や趣味のお金も含めてサラリーマンが現役時代には余裕があった状態でも、定年間際になって「老後資金」を準備していなかったということもありえます。
お金を貯めるための「貯蓄スキル」がないという証拠です。これは融資を受ける際には致命的なポイントです。
高い属性ではないが普段から支出を抑えている生活をしている地味なサラリーマンのほうが「貯蓄スキル」を持っているのです。
貯蓄スキルがあるほうが不動産投資が有利
不動産投資をするうえでは、年収が高いということも重要ですが、確実に返すことができるとして「金融資産」が多くあることが大事になります。
年収2000万円で貯蓄1000万円と年収500万円で貯蓄1000万円では、年収500万円のほうが銀行からみれば信用評価が高くみられます。
不動産投資するサラリーマンに融資をするには、無駄に浪費をせずに確実に返済ができるのことが大事なのです。
コツコツと貯めることできるので不動産物件の見方も堅実な傾向にあります。
先ほどのエリートサラリーマンのような収支の合わない物件を購入してしまう可能性が低くなるのです。