消費税還付はさらに面倒なスキームになってくる

久しぶりに税務関係のセミナーに参加しました。

主に消費税還付に内容です。

自分が投資する物件規模には消費税還付のメリットがないと思いましたが、改めて基本的な理解をするための受講です。

参加者のほとんどが不動産所有されている方で、男女問わず幅広い年齢層の方が参加されていたのが印象的でした。

講師から「消費税還付を実行されたことがある方いらっしゃいますか?」と冒頭の質問に
数名くらいの方が手を挙げてらっしゃいました。おそらく、自動販売機によるスキームで実行された方々のようです。

全般的に講師の歯切れがよくありません。

それもそのはず、今回の税制改正で条件が厳しくなったことが影響したのか、説明が自信なさげな感じでした。
※セミナーを知ったのは、去年の12月の税制改正前だったので、まさかこのような状態になるとはという感じでした。

現在の主流のスキームで消費税還付をするのであれば、「本年度内に法人化して購入」などかなり無理のある説明でしたが、それくらい今回の改正では大きな変化あったようです。
※今回の税制改正は、「不動産の消費税還付」を封じ込めるのが主目的ではなく、もっと大きな税対策のために施行されるようです。

「消費税還付」は全く塞がれたという訳ではないようです。

今回の税制改正に即した形で数年掛けて「還付金」を返還しない方法があるようです。

還付金としては一時的に入ってくるのですが、ある条件を満たしていないと返還しないといけなくなるのですが、非常に面倒なやり方でした。

正直な印象ですが、「そこまでしないといけないのか」という感じです。

税務が詳しくなっておいたほうが良いとは思いますが、説明の中でも数年後でもその方法で維持できるのかややグレーに感じる部分もあったのでやはり積極的にはなれませんでした。