タワマン災害での対策の弱さが明らかに

タワマン災害での対策の弱さが明らかに

先日台風により武蔵小杉のタワーマンションが災害を被りました。今回の場合は氾濫した多摩川より少し離れた地域で起こっています。

 

立地における問題もありますが、タワマン自体の災害に対する弱さが目立った形になりました。

 

タワマンに住むメリットとは

タワマンは依然人気の不動産物件であることは間違いありません。高価格帯で売れるマンションであるということもあり、デベロッパーも開発を止めることはまずありません。

 

ではタワマンのメリットは何になるのでしょうか。

メリット
1.眺望が抜群
2.ステータス
3.駅近くにある
4.共用施設や施設が整っていてること
5.セキュリティが充実している
6.資産価値がある(場所にもよります)
どれも魅力的にも思える内容ですが、オフィスビルと同じメリットのような気がします。私の同僚に同じく武蔵小杉のタワマンを購入した人がいます。

 

普段働いているオフィスは10階なのに、住まいは20階ということでした。仕事で疲れて帰ってもオフィスにいるようだと苦笑いをしていました。

 

実際に高層階の憧れはあるものの生活するうえでは、すべてがパーフェクトとはいかないような気がします。

 

タワマンのデメリットは何か

今回の災害により、トイレが使えなくなり停電もあったタワーマンションがあります。トイレに限っては、住民への案内では復旧見込みが見えていないとの張り紙があったようです。

 

これは完全に生活インフラとしての機能が果たしていないことになります。

 

改めてデメリットは何になるのでしょうか。

 

購入した人の話を聞いてみたところ、下記のような点で後悔をしているということです。

デメリット
1.エレベーターが混雑する
2.エレベータが停まると階段移動が大変(特に高層階)
3.買い物した荷物を運ぶのが面倒
4.地震の際に強く揺れる(揺れるように出来ている)
5.強風でも揺れる
6.管理費が高い
7.外出がめんどくさくなる

何となくですが、メリットよりデメリットが多くなっているような気がします。

 

メリットは、デザイン性だったりするのに対して、デメリットは機能性を指摘しています。

 

タワマンは自宅なので「居住性」を充実しなくてはいけません。「眺望」が最初にくるあたりは「居住性」ではないメリットです。

 

今回の災害であらためて「タワマン」の弱さを露呈する形になりました。

 

すべてのタワマンが良くないとは思えないですが、象徴的な被害だったと思います。