コロナ不況は避けられない事態となった今、自分の生活を守るためには各個人は国や会社に頼らずに個々の自覚が必要になってきます。
まずは健康であることが第一です。トランプ大統領自ら「手洗い、うがい」を遂行するべきと発言するくらい個々に注意していかなくてはいけません。
「自分だけは大丈夫」という訳にはいきません。先日も大学に無断でエジプト旅行にいった教授がコロナウイルスの陽性反応が出てしまい、大学の卒業式が開催できないという前代未聞の事態がおきました。
いずれにしても自分の身勝手な行動で影響が出てしまうことを自覚していかなくてはいけません。
コロナ不況では浪費をしてはいけない
生活するための「お金」は必要です。食料品や日用品を購入しなければ生活もできません。必要最低限にお金は使います。会社の業績に伴う夏のボーナスなどへの影響も避けられません。
今の時点で「お金の使い方」をシビアに管理していくことが求められると思います。それは単純に「節約すれば良い」という訳ではありません。
お金の使い方には3種類に分けることができます。それは「消費」「浪費」「投資」です。
- 『消費』生活に必要な支出
- 『投資』貯金含む将来に向けた支出
- 『浪費』それ以外の無駄な費用
コロナウイルスの感染拡大により街にてお金を使うことが減少しました。普段の生活でも行っていた「会社帰りの飲み会」や「洋服の買い物」といった行為も少なくなったと思います。
ここで気が付くべきなのは、この行為がなくても問題ないということです。実はこれは「浪費」の対象だったのです。
毎日の生活を切り詰める前にこの「浪費」を可視化して把握することが重要になってきます。「飲み会によるコミュニケーション」「洋服を購入する満足度」など全てが悪いとはいえません。
しかし「本当に必要ことなのか」「惰性で行動していないか」などの見極めが必要になってきます。生活に必要な「消費」と不必要な「浪費」を知ることが大事です。
「隠れ浪費」となる項目とは
浪費で一番困るにはこれは浪費とはわかっていないことです。「隠れ浪費」と呼んでも良いかと思います。この「隠れ浪費」が普段の生活費の多くを占めている場合があります。
- 会社帰りの飲み会
- コンビニでのついで買い
- 通っていない習い事
- 月額のジム費用
- スマホアプリのサブスクリプション代
- 新作ごとに購入する美容品代
今回のコロナウイルスで自宅から出れない日々が続くことで、購入したり利用しなくても生活に支障が出ない場合があれば、これは「隠れ浪費」だったと気が付くことができます。
とくに最近の傾向ではスマホアプリなどのサブスクリプション契約も「浪費」の候補となります。月々数百円程度と思っていても、それが何種類も申込をしていれば立派な「浪費」です。
無駄な外出は控えるようになってしまったので、仕事もリモートワークになったり、会社と家の往復だけなどと単調な生活になりますが、今一度自分の生活を見直す良い機会だと思います。
数か月後を見越して現金を貯めておく
今後不況が本格化するときに一番強いのは「現金」です。株式などで資産運用をしている人も多いと思いますが、今回の不安定な株の動きをみれば、元の株価に戻るには相当な時間が必要と思われます。
「現金」をひとまず確保しておきます。数か月後まで生活できるくらいの現金は用意しておけば、不測の事態にも対応できます。まだ現金が十分にない方でもいまからでも遅くはありませんので、「浪費」分を「貯金」に回しておくことが賢明です。
また「金」が強いということで「金投資」を勧めてくる業者も増えています。しかし不当な手数料をとられたりと悪質な業者もいるので注意が必要です。
コロナ不況で「生活」がかわりました。そして個々の「価値観」までも変革していきそうな勢いです。当たり前と思っていたことが実は不便だったり、不必要なこともわかってくると思います。特に「仕事」に関しては大きな転換期になったのだと思います。
この機会を有効に使わない手はありません。「仕事」「生活」「お金」に対して何が必要で何が不必要かを見定めることが大事になってくると思います。