コロナ感染の勢いが止まらないアメリカでは「住まい」に関して大きな変化が出てきているようです。
コロナウイルスのパンデミックが激化し、震源地となったニューヨーク市の住民は逃げ出し始めたのです。
リモートワークができるようになってから、仕事をするためのより広いスペースを求めて多くの人が大都会ニューヨークを去っていったのです。
大都会を離れる後悔はない
仕事だけでなく医療施設的にも足りないという課題もあり、もしも感染したときに満足いく治療ができないと考えた末に離れるという理由もあるようです。
ニューヨークは世界的にも魅力的な大都会です。文化、経済の中心地であることは間違いありません。
しかし小さなアパートに閉じ込められて、都市を魅力的な場所にしていた施設の多くを利用できなくなったことで、住む理由がなくなったのです。
実際にニューヨークから引越した住民は「後悔はない」との意見です。
むしろ郊外で暮らすことの快適さを再認識した人が増えたとされています。
東京でのコロナ感染者は増加傾向
同じく国内屈指の大都会である東京は、ニューヨークと同じく情報発信の中心地です。
ニューヨークほどのパンデミックの震源地にはなっていないもの、緊急事態宣言後でも新型コロナウイルス感染者は、連日増加し続けています。
ニューヨークと同じく「東京」の中心近くに住む理由がなくなってくるかもしれません。
住むときに駅にこだわる必要がなくなる
就職や入学で東京に引っ越す人は毎年多くいます。
先日、東京都の人口は1400万人を突破したとの報道がありました。人口の東京一極集中が続いています。
都内に住んでいると通勤先や学校から電車で3、40分の場所に住みたいと思う人が大半です。
しかしそういった人気の場所は、家賃も高くなる傾向になり、部屋の間取りも狭いものになりがちです。
しかしリモートワーク、時差出勤やオンライン授業により、移動距離に対する考え方に間違いなく影響を与えています。
東京で暮らす人が通勤時間にはあまりこだわりがなくなってくると思います。
人気の駅に変化がでてくる
そうなるといわゆる人気の駅に暮らすという考えも変化がみられると思います。
今年、リクルートのSUUMOが発表した「住みたい街ランキング」は、街としての機能が成立して便利な場所ですが、3密が避けらないエリアです。
来年のランキングには影響がでてくるかもしれません。
住みたい街ランキング2020関東版
1位 | 横浜 | 京浜急行本線 |
2位 | 恵比寿 | JR山手線 |
3位 | 吉祥寺 | JR中央線 |
4位 | 大宮 | JR京浜東北線 |
5位 | 目黒 | JR山手線 |
6位 | 品川 | JR山手線 |
7位 | 新宿 | JR山手線 |
8位 | 池袋 | JR山手線 |
9位 | 中目黒 | 東急東横線 |
10位 | 浦和 | JR京浜東北線 |
人も多く、家賃に見合った理想の住宅を探すのに苦労する駅に住むよりも、郊外に離れて広めの部屋で快適に暮らすことのほうが生活が豊かになるのではないかと思います。