「住宅ローン」「教育費」「老後の生活」などお金に関する不安は、多くの人が考えることです。家族を養う立場のサラリーマンであれば、あらゆる場面で「お金」について考えることが多いと思います。
「お金の不安」は誰もが心配することです。「自分は完璧だ」と言い切れる人はほとんどいないと思います。それだけ共通の課題なのです。
「お金の不安」を解消するためには、仕事などでの問題解決方法と同じく「まずは原因を知って対策すること」です。この方法を実直に行うことで「お金の不安」を改善していくしかありません。
お金の不安を解決する方法とは
お金の不安を解決していくには、3つのステップをすることが考えられます。
- 「お金の不安」の原因を知る
- 解消するための必要な金額を確認する
- 最低限の生活費を棚卸する
「お金の不安」の原因を知る
「お金の不安」は漠然としたイメージをしているだけでは現実的に受け止められません。具体的にリストアップして明文化することが大事になります。
- 定年後も住宅ローンが残る返済計画になっている
- 子どもの教育費がどれくらい必要わかっていない
- 老後生活は年金だけでは暮らせないと思っている
- 毎月の生活費がどんぶり勘定状態になっている
- クレジットカード利用額が増え続けている
不安の原因を把握するためには、イメージだけではなく具体的にしていくことです。そして解消すべき対策と優先順位が理解できるようになります。
解消するための必要な金額を確認する
「お金の不安」の原因を把握したら次は具体的な金額をまとめていきます。「教育費に500万円」「住宅ローンの繰上返済に300万円」と大まかな数字をリスト化していくのです。
そうすることで必要な金額の総額を可視化できるようになります。合わせて具体化するのに必要な要素としては「いつまでにお金を用意するか」を記載します。
いきなり数百万円は現実的ではありませんので、年単位で用意するお金の総額を試算します。
年単位で把握できれば、あとは分解していくだけです。達成するには「月単位で貯める金額はいくらか?」「週単位で貯める金額は?」「日単位で貯める金額は?」と細分化していくことでお金を貯めるための現実感を把握していきます。
最低限必要な生活費を棚卸する
貯金額がわかってくれば、給与から「貯金額」を差し引きます。それが生活に最低限必要なお金だとして棚卸をしていきます。これも具体的に書き出すことで規模感を把握していきます。
- 住居費
- 水道光熱費
- 食費
- 通信費
- 雑費
- 交際費
- 生命保険料
それぞれの支出項目がリストアップできれば、それぞれに係る費用を算出していきます。無駄な出費がないかを再確認し、毎月いくらあれば生活できるのか明確にしていきます。
当初予定の貯金額を達成できないのであれば、生活費を調整していきます。固定費となる通信費などを安いプランに変更するなど、節約していきます。
最低限の生活費が確保できないのであれば、貯金額となる計画を見直すなどの微調整を繰り返します。しかし不測の事態も考えられます。
ガチガチに管理していくと継続することも大変になるので、最初のうちはざっくりとした金額で把握するくらいが良いと思います。
足りなければ収入を増やす工夫をする
「家計を見直したけれど、目標の貯金額が不足しそう」という状況であれば、収入を増やすことも考えていく必要も出てきます。今の流行りであれば「副業」的な収入源の得ることです。
「副業」といえば時間給による「アルバイト」というイメージがあるかと思いますが、在宅ワークなどでも十分にお金を得ることが可能です。
インターネットに在宅ワークのマッチングサイトがありますので、本業の仕事などで得たスキルなどを活かせる仕事を選べばスムーズに対応できます。また仕事を通して新たなスキルアップできる可能性もあります。
「お金の不安」は簡単には解消されませんが、悶々とした状態が続けばストレスも溜まっていく一方です。お金のことばかりが気になって楽しく生活することが難しくなっていきます。
「お金の不安」は付き合っていくしかありません。しかし「不安の和らげること」は具体化することで少なく抑えることができます。