働いていても思うように貯金ができないと言う人は多いのではないでしょうか。
給料日当日は余裕だったのに、カードの支払いや人付き合いでお金があっという間に出てしまい、思ったよりお金が貯まらないと悩んでいる人も多いのではないかと思います。
これではいつまで経っても「お金」は貯まりません。普段の生活から意識して始めないと「貯金」はできないので、始めるタイミングを考えることが大事です。
貯金を始めるのがベストは「2月」
貯金を始めるのに良い月はいつがいいでしょうか。「歳を重ねる誕生月が良い」「心機一転の1月がベスト」など色々と言われています。
しかし誕生日は自分にご褒美としていつもより多く消費をしたり、1月は何かと物入りになったりで、気づけばお金が貯まらないと言うのが現実ではないでしょうか。
しかし一番最適なのは2月です。2月は日数が少なく支出が少ないため、お金が貯まりやすい月といわれています。
2月に始めるとしたら「貯金」をするために何から始めたら良いか、基本の考え方から実際の方法を述べたいと思います。
まずは「貯金」する目的を考える
とにかく「お金」を貯めるだけという目的は良くありません。「無いよりあった方が良い」のは間違いないですが、何故お金を貯めるのか目的が必要です。
- 家具の買い替え
- 旅行、帰省のため
- 車の購入
- 結婚費用
- 家の購入
- 教育資金
- 老後資金
何かしらの目的を持っていないと「貯金ゲーム」になってしまいます。 「貯金ゲーム」に思考がハマってしまうと「お金が無くなることの恐怖」が先行してしまいます。
いつまで経ってもお金を使わないことになり、良い経験やモノに出会うことができない状況になります。それは人生の楽しみを機会損失することにもなりますので、必ず目標を持ちましょう。
あわせてどれくらいの期間で達成できるのか目安を設定します。そうすることで逆算的にどれくらい貯めていけば良いのかの目安ができます。
「貯金」目的を整理する
大まかではありますが「貯金」する「目的」「貯金額」「期間」を整理します。
目的 | 貯金額 | 期間 |
・家具・家電の買い替え
・旅行・帰省費用 ・引っ越し費用等 |
100万円 | 短期(半年〜1年) |
・車の購入・買い替え
・妊娠・出産費用等 ・結婚準備費用 |
100万円〜300万円 | 中期(1年〜3年) |
・住宅購入のための頭金 | 300万円〜500万円 | 中期(3年〜5年) |
・老後費用
・こどもの教育費 |
500万円〜1000万円 | 長期(5年〜10年) |
一つの目標でも良いですし、複数同時に目的を設定するのも良いと思います。大事なのは可視化することです。
最初は短期的な目標を建てて達成する喜びを得ることがとても重要です。達成したお金は必ず使い切ることも忘れないようにしないといけません。
貯金の基本は「強制的に貯める」こと
貯金の考え方は当月に生活して使ったお金に対して余ったお金を貯めるのではありません。最初に貯金額を引いてから残った金額で生活をするのが正しいのです。
- 収入-支出=貯金 ✖
- 収入-貯金=支出 〇
基本は強制的に貯めていくことです。サラリーマンであれば「天引き」するのが一番手軽で確実です。
会社に「財形制度(財形貯蓄制度)」を導入しているのであれば、利用しない手はありません。税制面でのメリットもあるのと、お金を借りる「融資」に関してもメリットがあります。
いずれにしても強制的にお金を貯めることが「貯金」の大原則です。
貯金だけでは不足なら「貯蓄」に切り替える
貯金だけでは中々目標金額に貯まらないという方もいるかもしれません。その時は「貯金」から「貯蓄」に考え方をシフトする必要があります。
「貯蓄」とは財貨をためることを意味しています。「財貨」は金銭を含め価値のある物という意味です。金銭以外の形を持ったすべての財貨が、「貯蓄」の対象となります。
預金 | ・普通預金 ・定期預金 ・積立預金 |
保険 | ・生命保険 ・年金保険 ・養老保険 |
投資 | ・国債 ・社債 ・積立投資 ・株式投資 ・不動産投資 |
投資に関しては、様々な方法があるので興味のあるものを調べて、理解できるものから実行してみると良いと思います。
最近ではスマホでも手軽に投資できるサービスがあります。
貯金から貯蓄を意識することができれば、目標の貯金額に到達することは、早期に達成すると思います。