副業を始めるときは、いきなり本業と同等の収入または超えるものを選ばないほうが賢明です。副業は「ボーナス」や「宝くじ」のように考えると継続できません。
副収入を得るために「副業するぞ」と意気込んでも、実際には本業とのバランスが上手くいかなく続かないことが多いのです。
そこで初心者が副業を始めるときに考えるポイントは主に3つ挙げられます。
- 収入は「少額」からはじめる
- 焦らずに「じっくり」と地道に行う
- 負担なく「長く」続ける
収入は「少額」からはじめる
いきなり数十万円の副業を稼ぐことが現実的ではありません。よほどの才能がある方であればスキルを活かした専門的な仕事を選ぶことができるかもしれませんが、大多数の方は難しいです。
まずは「1万円」の収入を得る方法を考えてみましょう。
この「1万円」というのがポイントです。1万円を稼ぐには「どれだけのスキル」と「どれくらいの時間」が必要を見極める重要なポイントだからです。
この「1万円」に必要なスキルと時間がわかれば、月5万必要であれば単純に5倍の動きをすれば良いということになります。
「1万円」であればインターネットを使った「副業」でストレスなく始めることができます。内容によっては「スマホ」でもできるのでスキマ時間を活かして利用することができます。
月1万円程度の副業であれば、ストレス負担を感じることなく、誰でも気軽に稼ぐことが出来ます。
- アンケートサイト
- クラウドソーシング
- ネットオークション、フリマアプリ
決して数十万を「ラクして儲かる」的なビジネスを手を出してはいけません。すべてとは言切れませんが「詐欺まがい」な商売に手を出すこともあるので注意が必要です。
焦らずに「じっくり」と地道行う
副業をすることは「出世」や「昇給」とは関係なく仕事ができます。ライバルを意識してするものではありません。
またスキルを求められる副業を無理に始めなくても良いと思います。スキルに合わない仕事を選ぶと結果苦労する場合があります。
例えばインターネット上で副業ができるクラウドソーシングサイトでWEBライターの仕事が人気があります。
しかし文章を書く仕事を普段からしていなければ、思うように収入を得ることができません。時間を掛けた割には「数百円」しか入らないということも考えられます。
日常の会社員の仕事では実施していないスキルを習得する意味でチャレンジすることも副業の魅力でもありますが、お金を稼ぐためにプレッシャーになるようであれば、副業をしている意味がありません。
ここは焦らずに自分のスキルに見合った「じっくり」と地道に取り組める仕事をすること が、結果ストレスなくお金を稼ぐことができます。
負担なく「長く」続ける
「副業」は1日掛けて仕事をする「単発バイト」のようなものではなく、1日30分~1時間と無理のない範囲で長く続けることができることが重要なポイントになってきます。
自分の好きな時間に始めることができることが大事です。
それが毎日負担なくできるものがあれば、自分にとって最適な「副業」だったということになります。周囲を気にして始めるものでは決してありません。
本業が忙しかったり、体調が調子が良くなかったりしたら、毎日続けなくても良いものを選びます。本業であれば有給が取りにくいといったことがある人でも、副業は気にすることはありません。
1日でも長く続けることができるものを選ぶべきです。
- 自分のスキルに合っているもの
- 短時間できるもの
- 場所を選ばずにできるもの
- 周囲を気にせずにできるもの
- 自分のスキルアップにつながるもの
副業は複数持つことで完璧になる
そしてこれからの「副業」は継続できるものを「複数持つ」ということが重要になってきます。
投資の世界で有名な格言として「卵はひとつのカゴに盛るな」という言葉があります。これは投資を一つに絞らずに分散することが大事という話です。
本業と合わせて副業を少額でも良いので何種類か持つことによって、さらに収入を安定化させるのです。「副業」ならぬ「複業」という考え方です。
モデルケースとして下記のような組み合わせを考えると良いと思います。
本業(サラリーマン)収入 | 30万円 |
クラウドソーシング | 3万円 |
アフィリエイトサイト | 1万円 |
不動産投資 | 3万円 |
ネットオークション、フリマアプリ | 2万円 |
収入全体で42万円として副業の占める割合が3割近くが一番無理ない状況 ではないかと思います。
人によっては「不動産投資」や「クラウドソーシング」の割合が多くなる場合もありますが、これくらいの副業先が複数あれば収入が安定します。
「それでも副業で給与並みに収入を得たい」など欲が張ってしまうと、本業と変わらないくらいの時間とプレッシャーがかかってしまいます。
生活する時間の全てを「副業」に使うのも悪くはないですが、「ゆっくり、長く」という基本姿勢を持っていないと続けることも難しくなります。
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