不動産を購入時には「道路付け」「境界線」を必ず確認する

土地は道路付と境界線

不動産は、その名の通り「動かすことができないもの財産 」です。土地や建物などの定着物で“動かすことができないことを示します。ちなみに「不動産」に対して「動産」と呼ばれるものがあります。馴染みのない言葉ですが、お金や車、宝石など「動かすことができる財産 」のことです。

 

不動産は動かないので永久的な財産でもあります。土地を持つことは先々まで利用や活用ができるということです。

 

不動産となると基本的には「住居」目的になると思います。「賃貸」か「持ち家」かと議論がありますが、個人的には「持ち家」です。「持ち家」と言ってもいろいろありますが値崩れしない不動産であれば「買い」です。

 

「駅に近い」「商店街が近い」がまずは考えられますが、学校や病院などの施設が充実していることもポイントが高いです。あと注意したいのは売却しやすい価格であることです。億単位での不動産が購入できたとしても流動性がありません。  

不動産を購入するにはポイントがある

不動産を初めて購入するのであれば、「インターネットで検索する」か「不動産会社に相談する」ことから始めると思います。

 

まずは不動産のインターネットサービスを見ることで良いと思います。「希望のエリア」「広さ」「間取り」「値段」などから検索してみて相場感を見ることをお勧めします。

 

またGoogleストリートビューなどで調べれば周辺のイメージも確認することができます。

 

そこから実際に不動産会社に問合せするのが一般的だと思います。ここまでは普通にできることがですが、大事なのは実際の物件を隈なくを見ることです。

 

最寄りの駅まで歩く

実際に建物や土地を確認するときは「自動車」で案内されることがほとんどでしょう。見る方も楽なので自動車で回ってもらうことを望みます。

 

それだけで判断してはいけません。不動産会社からは物件情報が書かれている「マイソク」と呼ばれるものをを見ながらの案内だと思います。その地図が簡易に書かれた省略地図かもしれません。

 

そうなると実際の最寄り駅までの位置関係を把握することができないのです。気になる物件があれば不動産会社の担当とは別れて、最寄り駅、周辺の商店街、学校、病院で歩くことが大事です。

 

物件の隣地を確認する

戸建てを購入するときは、物件が接している道を確認することが大事です。公道と呼ばれる道であれば問題ないですが、私道で接している土地であれば要注意です。

 

周辺の家と共同で権利を所有していることになりますので、権利的に問題ないか確認が必要です。

 

たまに道に迫り出したように植栽を置いている家があると思いますが、私道として利用している場合があります。場合によっては車も通れなくなったり、隣家とのトラブルにもなりかねません。

 

接道の状況は土地の評価にも繋がります。場所の割には「安い」と思っている不動産物件がある場合は、土地に対してそれなりの条件があることを忘れてはいけません。

 

土地の境界線を見る

道路の状態と同じく重要なのは境界線です。必ず隣地との境界線は見るようにしないといけません。

 

通常であれば「境界杭」や「境界鋲」と呼ばれるものがあります。 土地によっては金属プレートなどで境界を示している場合があります。

 

古くからの土地の場合は境界標印がない場合もあります。曖昧な状態になると所有者と権利関係の確認や場合によっては交渉も必要になるので時間がかかります。

投資用不動産も同じように確認

住居系に限らず投資用不動産も同じです。特にアパートを土地から購入して建てるとなると土地自体が大きいので権利系な問題が複雑な場合があります。

 

インターネットで探すことはかなり難易度があるので、アパートを専門にしている不動産会社に相談するようにした方が、コストがかかるかもしれませんが、時間的にも結果良い場合があります。

 

ここで注意したいのは、地方のアパートを購入するとしても必ず現地には行くべきです。 私も地方のアパートを購入するときは実際に土地を見て、周囲環境を1日かけて確認しました。

 

不動産は車の買い替えのように頻度高くするものではありません。十分に時間をかけて購入するべきですが、良いと思える物件に出会ったら、即時決断することも必要になってきます。