初めての「不動産投資」でベストな戸数は6戸

戸数6戸がベスト

初めての不動産投資でアパートを購入する機会があれば、どれくらいの規模の物件がベストでしょうか。

 

一般的には、2階建て8戸というのが多いのではないかと思います。

 

「4戸」「6戸」「8戸」と偶数での戸数が多いと思います。

 

平坦な整形された土地であれば偶数個で2階建てが多いのではないかと思います。

 

たまに奇数戸のアパートもありますが、土地が変形しているのか無理に入れた可能性もあります。

 

アパートの戸数は「事業的規模」を目標に購入する

不動産投資を志す人は、税制面からしてもに事業的規模にしたいと思う方が多いと思います。

 

事業的規模とはアパートやマンションでは10室以上、貸家では5棟以上です。

 

駐車場の場合は明確な基準はありませんが、駐車場は5台分でアパート1室とされていますので、50台以上も必要になります。

 

駐車場を50台も確保するとなると広大な土地がない限りはアパートを購入するほうが堅実です。

 

事業的規模にすると青色申告もでき経費利用にも優位とされていますので、10戸を目標にするべきだと思います。

 

そういう観点から計画的に目標を達成するには、新築アパートで「何戸」の物件を購入するのがベストなのでしょうか。

 

2戸

最小限の大きさで、実際に持っているオーナーの知り合いがいます。

 

長屋的なつくりでしたが、正面に二つ玄関があるような感じです。

 

ワンルームタイプではなく1DKの大きさでした。

 

築古戸建の不動産投資のほうが効率いいかもしれません。

 

4戸

自己資金少なめから始めるのには良いと思います。

 

実際に物件を見たことや提案を受けたことがないですが、土地が限られている都内のアパートでは多い戸数かと思います。

 

新築アパート会社も土地規模からすると最近は少ないのではないでしょうか。

 

都内であれば、戸建には大きすぎて分筆することできにくい土地に建てられているのかと思います。

 

6戸

新築アパートのプランで一番多い戸数ではないかと思います。

 

6,000万~7,000万円台になりますが、頭金があればこれくらいの規模ではじめるのが最適です。

 

この戸数をエリア分散できるのであれば、空室などのリスクヘッジするには適しているのではないかと思います。

 

8戸

大きさ的には理想ですが、少し高めになります。

 

地方都市でも8,000万円以上、首都圏でも1億円近い物件になるのではないでしょうか。

 

1棟目として融資が付ければいいと思いますが、頭金を2000万円近く必要なのと、金融機関によっては融資の上限になるため、実績がでるまで2棟目に時間がかかるのかもしれません。

 

10戸

この規模になると木造というより、鉄骨造になると思います。

 

都内だと軽く1億円は超えるものになります。

 

土地から購入して建てれるくらいの自己資金があるのであれば、初めての投資で事業的規模を達成できるため、挑戦してもいいかもしれません。

 

12戸

一度だけ提案を受けたことがあります。

 

木造の領域ではありませんが1戸あたりの単価でみると割安な感じがしました。

 

ある程度の土地がないのといけません。そうなると地方都市(政令都市ではないクラス)になるため、客付が大丈夫か入念なリサーチが必要です。

 

初めての新築アパート購入であれば「6戸」がベスト

事業的規模に早期に達成するのであれば、規模感からすると「6戸」が良いのではないかと思います。

 

「6戸」で実績を作ってから「4戸」以上のアパートを購入するのです。

 

「8戸」であれば価格も大きい割には「10戸」に届きませんし、空室によるリスク分散もできません。

 

3〜4年前まであれば、サラリーマンでも2戸同時に購入できる融資状況でした。

 

今はじっくり時間をかけて「不動産」を購入するしかありません。

 

しかし「事業的規模」を目指すのは、サラリーマンによる「不動産投資」の目標の一つになるかと思います。