コロナ禍において経済が不安定でありながら、「資産形成」「資産運用」という広告が目立つようなってきました。
サラリーマンであれば将来を見据えて「資産形成」には興味があると思います。
昨年話題になった「年金2000万円不足問題」以降、政府に頼ることなく自ら準備していかなくれはいけないと多くの人が関心を持ったと思います。
個人が所有する「資産」とは
しかし資産というのは、貯金として蓄えている現金だけを指しているではありません。お金に換金できる財産の事も含まれます。
個人の資産に該当するものは現金以外であれば下記のような項目が該当します。
- 預貯金
- 株式投資
- 終身保険
- 不動産(土地、建物)
- 車
- 貴金属
購入して消費するものではなく、所有しているだけで換金価値があるものが資産と言えます。
また株式の配当金、不動産の家賃収入などは定期的にお金を増やすことができる資産でもあります。
「お金」を増やすには、預貯金だけを増やしていくのではなく、預貯金を含めた「資産」を増やすことを意味していているのです。
資産を増やすには「お金」を借りるしかない
資産を増やすには「株式」や「不動産」を購入することがわかりましたが、サラリーマンの給与だけではそう簡単に増やすことができません。
年収500万円の人が3000万円の不動産を現金を貯金して、一括で購入するには、数十年掛かってしまうかもしれません。
そこで必要なのは「お金」を借りることです。「お金」を増やすのに、借りるとは矛盾を生じるような表現ですが、資産を作るには、先にお金を借りて購入するしかありません。
資産形成で一番わかりやすいのは「住宅ローン」です。
サラリーマンで安定した属性であれば、銀行などの金融機関から「住宅を購入するためのお金」として住宅ローンを組むことができます。
住宅自体は先ほどの資産の一覧にも含まれている「不動産」に当たります。将来的に売却しても良いですし、賃貸として貸し出すこともできます。
しかも今は低金利の時代です。税制優遇もされており一定期間の間「お金」が戻ってきます。「資産」増やすという点では「住宅ローン」を利用しない手はありません。
「不動産投資」はお金が借りれる唯一の投資
不動産に限っては「ローン」を組むことができます。株式などの金融商品を購入するのに「ローン」を組むことができません。
このポイントを最大限に活かしたのが「不動産投資」です。
さきほどの「住宅ローン」は自宅を購入するという前提のローンですが、銀行によっては不動産投資として購入することができる「アパートローン」があります。
家賃収入を得るために、銀行が「ローン」を組むことができるのです。
金利などは「住宅ローン」よりも条件が悪いのですが、利用できる金額が大きく増えます。
住宅ローンで3,000万円までしか借りれない人でもアパートなどの物件によっては5000万円も借りることができるのです。
資産形成のために借りるお金は問題ない
不動産投資でお金を借りる際に「良い借金」と「悪い借金」の話が出てきます。
いわゆる生活費や趣味のためにお金を借りるのは「悪い借金」と言われています。
これは「資産形成」に繋がらない借金だからです。「良い借金」は資産が増えていくためにするもので、長期的にみれば問題ない借金なのです。
しかし「良い借金」にも限度があります。銀行が貸してくれるからといって借り続けることで、必要のないものまで購入してしまう可能性があるからです。
資産を増やすには「お金」を借りるしかありません。サラリーマンでも上手に使い分けることで十分な資産が増やすことができます。