新築アパートを検討するポイントの2つ目は「融資」です。
サラリーマンで不動産投資する際には、融資は必要な条件です。
私も最初は自分の取引のある銀行(給与振込や住宅ローンを組んでいるなど)くらいしか思いつきませんでした。
ほとんどが都銀だったので、直接訪問したり電話で問い合わせをしたりしましたが、ほとんど取り合ってくれませんでした。
当時は、中古区分マンションも持っていたので信用棄損をしていたのかもしれません。
1棟目の新築アパートで融資を獲得するには、新築アパート会社経由でお願いするほうが時間的にも効率的です。
新築アパート会社によってさまざまな融資先があります。
1.新築アパート会社の提携ローン
2.アパートローンで有名な金融機関(地方銀行Sやノンバンク系のO銀行)
3.独自ルートで開拓した金融機関
この時点では「1」が一番金利条件が良く、私も1%後半で提案を受けました。
ただし選択する際には気をつけないといけない点があります。
「今後、複数棟購入をする」戦略があるかどうかです。
複数棟で購入する場合は、「1」や「2」は2棟目以降に他の金融機関で融資を相談する際に不利に働く場合があります。
※1棟目と同じ銀行で複数棟購入できる場合がありますが、融資できる上限があります。
最近では独自ルートで開拓している「3」が会社は融資に強い印象があります。
私も聞いたことのない地方銀行(ホームページ上ではアパートローン商品を掲載していない)での提案を受けたりなど、最新のトレンドを把握した上で個人では獲得できない金融機関のルートを持っています。
※最近は本当に地方銀行のアパートローン参入に勢いを感じます。
また継続的に金融機関と取引のある会社は、金利交渉や借り換えもサポートしてくれるようです。
逆に「2」しか提案してこない会社は要注意です。物件評価が低いのか、金融機関を開拓する意識がないのか、オーナーにとっては不利になる可能性があります。
新築アパート会社を選択するうえで物件情報に注目しがちですが、融資先のバリエーション、サポートがあるかは必ず聞いたほうが良いと思います。