1Kタイプのアパートは客付けは厳しい

今年の2月に新築アパートを東京都近郊に建てた方の話ですが、未だに満室にならないと話を聞きました。

都内へ40分程度の距離で駅から10分近くではあるものの新築アパートなので問題とのことでしたが8部屋中6室しか入居されていません。

引っ越しの繁忙期を過ぎると、さらに不利になります。

満室にならない原因はなんだったのか。

よくよく聞いたところ、本来6戸で建てるべき土地に対して、利回りをあげるために8戸で設計されたとのことでした。

当然ながら、居室は狭くなります。

建物の仕様もバストイレは別にしているものの、間取りは一般的な1K仕様で、居室が四畳半くらいまたは以下の広さでした。

狭さをカバーするために2階の部屋にはロフトが付いてはいますが、それ以外にはこれといった競争力がある仕様ではありません。

東京都内ならまだしも、東京都下でこのスペックでは、新築アパートでも厳しいようです。

同じ土地でも利回りが低くなるかもしれませんが、1LDKで6戸にしたほうが、長期的には良いかもしれません。

新築アパートを提案してくる不動産会社は、大抵同じような仕様の物件が多いのも事実です。

利回り優先で客付けができない新築アパートは、本末転倒です。

費用対効果に見合った物件なのか。

基本的な不動産投資の考え方として理解しておく点だと思います。