人気なのに実は住みづらい街「武蔵小杉」

人気なのに実は住みづらい街「武蔵小杉」

首都圏で一番成長した街の一つに神奈川県の「武蔵小杉」があります。会社の同僚にも数人はこの地域のマンションを購入しています。

 

東急スクエア、ララテラス、グランツリー武蔵小杉という3大ショッピング施設など買い物が充実しています。また大型の医療機関もあり住むための環境が整っています。

 

また住民層が子供連れの20~30代夫婦やDINKSが比較的多く治安も悪くありません。

 

そして何よりも交通アクセスが良いのです。東急東横線の中間位置にあるので渋谷、横浜にも出やすいのはもちろんのこと、東京、品川へのアクセスも1本でいけます。

 

近年、急速に開発が進み高級タワーマンションが乱立した武蔵小杉は異常とも思われるほどの人口増加になりました。

 

実は住みにくい街になってしまった「武蔵小杉」

人口増加で賑わっている武蔵小杉です。今もなおマンションが建設が続いています。

 

駅のホームに入るまでが大変

結果、今起きているのは急激な人口増による交通機関が対応できていないことが問題になっています。

 

「改札にたどり着くまでに数十分かかる」という通勤ラッシュの過酷さが話題になっています。駅に入っても混雑がひどすぎるので遅れる場合が多いようです。

 

タワーマンションで高層階に住んでいるのでばエレベータ渋滞もあることから、家から電車乗るまでに30分かかるといってことも起きているようです。

 

そこから通勤時間を入れると会社に着くまで毎日体力を奪われていきそうです。

 

土日も休まらなくて大変

駅周辺の商業施設やおしゃれなお店も増えているので、近隣の住民や観光客も増えてきています。そうすると土日も混雑して休まることがありません。

 

人気の「吉祥寺」や「自由が丘」も同じような現象が出ています。武蔵小杉と同様にアクセスの良さから住むのに人気の街ではありますが、平日より土日の方が多くなるという住宅街と逆転現象が起きているのです。

 

生活水準が高くて大変

武蔵小杉はもともともともと武蔵小杉駅周辺は京浜工業地帯の一角として、工場や社宅が多いエリアでした。

 

バブル崩壊によって工場を撤退し、東京の都心部にもアクセスしやすい武蔵小杉の駅前に、突如として多くの空白地帯ができてマンション開発が始まったのです。

 

家賃も安いエリアだったでしたが、マンション建設に伴い高額になり単身者には暮らしにくい街になりました。

 

近くに商店街があるものの大型商業施設もあるため、食品や日用品も安くはありませんので生活する上では割高感があります。

 

おそらく不動産投資的にも新規で始めるには採算が合わない場所かとおもいます。

 

極端な開発によるゴーストタウン化の懸念

これからもマンション計画があるだけに、住宅ばかりが増えてしまえばアンバランスで住みづらい街になってしまいます。

 

商業や文化、教育機関の充実なども街としての魅力も備えていなければ、ゆくゆくはゴーストタウンと化してしまう懸念も出てきます。

 

かつてバブル経済が絶頂期だった頃に田園調布やたまプラーザ、成城学園、ときわ台といった人気の高級住宅街が次々とできてきました。

 

しかし購入できる層が限られていたため住宅の郊外化が進行していき、若い世代が住みにくい街になっていったのです。

 

そしてこれらの高級住宅街の住民が高年齢化が進み衰退をし始めているという現象も出てきています。

 

今の武蔵小杉のようなタワーマンションも比較的に年収の高いファミリー層が住んでいます。数十年後に住民の高年齢化、マンションの大規模修繕が同時に起こった時にどうなるのでしょうか。

 

「人気があるのでマンションを建てる」はデベロッパー視点では正しいのかもしれませんが、永年住める計画になっているかどうかは真剣に考えていくことが必要だと思います。

 

行政側も「住民が増えて税制が増える」から良いというわけではなく、将来の「まちづくり計画」が重要だと思います。

 

資産価値としてマンションは維持できるのかは、今後の「まちづくり」の展開に左右されていくと思います。

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