今年の冬は暖冬により防寒服系の衣料が売れずに各アパレルメーカーが苦戦をしています。毎年11月〜12月は防寒衣料の最盛期になります。
しかしこの時期の売上高が前年割れの企業が多く、唯一良品計画(店舗は無印良品)のみが前年比上回る結果となりました。
ここ数年「ダウンジャケットブーム」や「インナーダウン」と呼ばれる薄い物まで防寒服系の品揃えは増え続けていましたが、暖かい冬に対しては売れなかったという結果になってしまいました。
それでも服は「衣食住」の一つになるので買わないわけには行きません。流行のデザインのものだけでなく、定番のシャツなども汚れなどが目立てば買い直しをしなくてはいけません。
その際に利用したいのは、やはりセールでお買い得に商品を買うことです。定価の商品をより安く購入するタイミングがあります。そして購入するまでの事前下見が最も重要です。
目次
セールは事前下見が重要
セール期間になってからお店に初めて入って買い物をするのは効率的ではありません。セールの1ヶ月くらい前から下見という形でめぼしいものを見ておくことが重要です。
この時期は、そこまで店も混んでいないと思いますのでじっくり見れると思います。誰もいない状況で接客されるのは困ると思うのであれば、土日で混んでいる状態に行くと良いと思います。
お勧めは平日の会社帰りの夜が程よく混んでいてベストです。 特にスーツや仕事着を購入するのであれば、今着用している服装に合うか合わないかの判断もできます。
商品を確認する
まずは販売している商品の確認です。特に入り口のディスプレイされている商品は一押しものが多いのでトレンドを知る参考になります。定番商品から季節商品までラインナップを確認しておきます。
試着をしておく
スーツやシャツでも試着をしておくことが大事です。セール当日はまず試着室が混雑するので予め自分に合うサイズを知っておくことが重要です。
その際、好きなブランドであれば「シャツならMサイズが38」「スーツは46」などの数字を把握しておくと選ぶ時も楽になりますので定番のアイテムはおぼえておくと良いと思います。
商品番号を覚える
商品を選んでいるときや試着をするときに洋服に付いているタグを確認します。その際は値段やサイズを見るのではなく「商品番号」と呼ばれる12桁程度の番号をおぼえておくことで後々便利な使い方ができます。
商品番号をおぼえておくと2つの点で便利になります。
- ショッピングサイトで利用
- 店舗への問い合わせに利用
一つはブランドがネットショッピングサイトを展開している場合は、そのショッピングサイトで検索するときに使います。
ネットショッピングサイトは商品のカラーバリエーションや似たようなアイテムを探し比較するのに非常に便利です。また店舗セールよりも早く日付の変わる0時から開始する場合もあるので普段からチェックしておくことが良いと思います。
もう一つはお店への商品の問合せです。 商品番号が分かっていれば店員の方も端末を調べるだけなので非常に簡単で喜ばれます。在庫確認や取り置きのなども対応がスムーズになります。
セールを購入するタイミングは4つ
下見の段階でお目当ての商品を無事に見つけることができればセールを利用しましょう。セールでお得に買うタイミングは大きく4つあります。
- 本セール前の会員向けセール
- 本セール初日
- ファイナルセール
- 駅ビルでのセール
1. 本セール前の会員向けセール
冬のセールは1月の初売り以降ですが、多くのブランドでは本セール前に「会員限定セール」を開催しています。
各ブランドの「メンバー登録」を行っている人を対象に開催されるものです。一応非公式なセールなので「シークレットセール」とか「プライベートセール」などと呼ばれることもあります。
一般の方よりも一足先にセール価格で商品を購入することができるので、ブランドのメンバー登録は店舗で申し込みもできますが、インターネットでも対応しているブランドもありますので積極的に利用しましょう。
2. 本セール初日
メンバー登録していないブランドの商品は、本セールで購入することになります。冬と夏の大規模なバーゲンセールは季節になると大々的に宣伝されます。
セールで購入予定がある方は、セール開始直後を狙って出遅れないようにしましょう。絶対に欲しいアイテムだけ朝一番で比較的空いているレジで会計を済ませてしまってから、他の商品を見て回る方が効率的です。
3.ファイナルセール
ファイナルセールは1月中旬あたりが目安に開催されます。いわゆる在庫一掃セールです。お店側もここぞとばかり売り切る覚悟で販売します。
割引率が高くなる
割引率も高くなり、お買い得感はかなり増します。さらに「2つ購入すれば10%引き」のような展開も期待できます。
値下げ対象が増える
今までセール対象でなかったものがセール品として追加される場合があります。定番のシャツなどオールシーズン着れるので難しいかもしれませんが、利用する季節が限定される商品などは可能性が高くなります。
取り置きができる(ようになる)
本セールではできなかった「取り置き」ができる場合があります。すでにファイナルセールでは次の季節に向けた新商品が並び始めていて、セールの雰囲気はかなり薄れていますので、店員も余裕を持って対応をしてくれます。
先ほどの商品番号があれば効率的にお願いできます。場合によっては他店からの取り寄せも対応してくれる場合もあります。
4. 駅ビルでのセール
駅ビル内にお気に入りのブランドが入っているのであれば、駅ビルのセールに合わせて購入するのがお得です。
駅ビルのセールは通常のテナントや百貨店と異なり、時期が遅く開催される場合が多いです。
通常のセールであれば1月の初売りと同時タイミングの場合が大半ですが、駅ビルの場合はファイナルセールの後に時期に実施する場合があります。
その時期にセールがなぜお得かというと全店舗の在庫をかき集めてさらにプライスダウンをする場合があるからです。
特に新宿や池袋などのターミナル駅にあるテナントビルは狙い目です。各地域でも売り切れなかった商品が集められます。このタイミングで購入するのが最後のチャンスです。
あとはアウトレットモールを展開しているのであれば、そこで購入できる場合もありますが、わざわざアウトレットモールまで行くのに時間とお金もかかるので余程欲しいものがなければ利用しなくても良いと思います。
買い物で達成感を得ることが大事
セールに関しては必ずしもお目当てのブランドやアイテムが安くなっていない場合もあります。その際は無理をしないで購入してはいけません。
シーズンアイテムなどは相当にお買い得になっている場合が多くて、ついうっかりと衝動買いしてしまうのもセールの怖いところです。これは単なる「浪費」です。
全ては1ヶ月前の下見で決まっているので、その時点で「どうしても欲しいもの」なのかを吟味することが一番重要になります。
「欲しいものが安く買えた」という幸福感は日常生活おいては嬉しいものです。自分なりのルールを作って買い物をすることは達成感もありストレス解消になります。
そして購入した商品が末長く使えるのであれば「浪費」ではなく自分への「投資」にも値することだと思います。
まとめ
- セールに行くなら事前準備が必要
- 欲しいアイテムがあれば商品番号を控えておく
- セールを購入するタイミングは4つ
- 末長く利用できるものは「投資」に値する