「サラリーマンの7割は課長になれない」
衝撃的ながら現実的な数字のようです。実際に40歳以上の未役職者は60%を超え、多くの人が平社員という事実は、大企業、中小企業問わず起こっています。部長と平社員との年収の差は大企業にもなると500万円以上出てくるというデータもあります。
この状況を悲観的にとらえる部分も多いかと思いますが、平社員の方も出世コースに乗らないことにより「責任感も少なく、気楽に仕事ができる」という意見もあります。あとは、年収が管理職レベルになっていれば、それは一番居心地の良い環境かもしれません。
お金持ちになりたかったら、給料を増やさない
年収を増やすには、いろいろな手段がありますが、単純に給与を増やすことで所得税が多く取られることを理解しておかないといけません。お金を稼ぐためには、給与を増やさないということが基本になります。
確実に給与以外で収入を増やすのであれば、考えられる方法として3つあります。
1.共働きをする
既婚の方であれば、収入を増やすのであれば、パートナーに働いてもらうのが一番確実です。
専業主婦で子育てが落ち着いた方であれば、アルバイトとして1日3~4時間で週4~5日働いてもらえると100万円近くの収入が増えると思います。税金面を考慮すれば一番効率的なパターンです。
パートナーが働くことは、普段の家事などにも協力する必要がありますので、お互いの生活に無理がないか事前に話合っておくことが重要です。
2.投資をする
株式投資は、一番手軽に始めれる収入の増やした方です。インターネットでの取引は当たり前になった環境と税優遇されたNISAもあるので、少しづつでも始めることが良いかと思います。
また個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」のように、自分で作る年金制度として準備をしておくのも長期的には有効です。
年金なのでかなり先の話になるため、加入していない人も多いと思いますが、税金面でもかなり優遇されるので余裕がある人は少額でも実行されたほうが良いかと思います。
3.副業をする
現在の働き方では、一番推奨されている選択肢だと思います。周囲も「転職より副業」とリスクが少ないという人が増えています。
管理職のサラリーマンと比較して、残業も少なく接待する時間もないと思いますので、自由な時間が取りやすく副業がしやすい環境にあると思います。
ここでも税金面では注意が必要です。不動産所得の場合は、給与所得と合算できるため、状況によっては税金を減らすことも可能です。
年収を増やすだけでなく税金の仕組みを理解して、バランスのよい生活設計をつくることが、今の時代に合っているのではないかと思います。