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中古マンションが値下げ急増中、湾岸地域のタワーマンションに黄色信号

中古マンションが値下げ急増中、湾岸地域のタワーマンションに黄色信号

コロナ禍による影響なのか、不動産物件の値下げが増えているようです。不動産会社の話によると特に都内の中古マンションに対しての値下げが激しいとのことです。

 

このタイミングをお買い得と捉えれるべきか、まだ下がる可能性があると考えるべきかは判断に迷うところです。

 

しかし新しい生活様式により生活スタイルがリモートワークなどで大きく変わりつつ時代です。住まいに関する考え方も大きく変わっていくことは避けられません。

何千万円もの値下げ物件も出始めている

先ほどの不動産会社の話によるとレインズに登録されている中古物件の値下げが100万円単位とかではなく、相場より何千万円も下げて売り出している物件の事例が出ているとのことです。

レインズ

REAL ESTATE INFORMATION NETWORK SYSTEM(不動産流通標準情報システム)の略称。

建設省及び当センターが共同で開発し、建設大臣から指定を受けた全国4個所の不動産流通機構が運営している不動産情報交換のための専用ネットワークシステムです。

レインズに相場よりかなり安く売り出ししている物件の多くは、いわゆる高級物件の部類に入るものが多いらしいのです。

 

数千万円単位を下げることができるのは、元々の購入価格が高い物件が想定されます。いわゆる都内一等地の物件であったり、湾岸地域のタワーマンションなどが対象ということも考えられます。

値下げ物件が成約されれば相場になる

これだけ値下げ物件が出てくれば成約する可能性が高くなります。成約する事例が増えていけば今後このエリアの相場が確定します。

 

一度下がってエリアは、大規模な開発があるかなど今後人口増が見込めない限りは上昇することはありません。

 

特に湾岸地域のタワーマンションは東京オリンピック効果やインバウンドによる外国籍による購入期待があり、乱立した状態です。

 

しかしこれからの状況はコロナ禍では全く期待できない状態になります。そうなると価格が再浮上することは当分の間は考えにくい状況です。

パワーカップル破綻の危険性

湾岸地域のタワーマンションは、経営者や士業と呼ばれる医者、弁護士などの高年収の方々が購入できるような価格帯です。

 

サラリーマンでも購入できる層として注目を浴びたのが「パワーカップル」です。

パワーカップル

夫婦それぞれが年収700万円以上ある家庭です。夫婦ともに年収700万円超は全体のわずか0.5%と言われています。

パワーカップルは夫婦の年収が700万円として住宅ローンを組むにも申し分ない条件です。夫婦でペアローンを組むことで都内のタワーマンション購入が可能になったのです。

 

しかしこのペアローンは背伸びをしたローンとしてもリスクのある組み方であると指摘があります。

 

夫婦がローン支払い期間を通じて、年収を維持していかなくてはいけません。育児などでフルタイムの勤務ができなくなれば、一時的にも世帯年収が下がり返済が苦しくなる可能性があります。

 

家計が苦しくなり返済が滞ってしまうようになれば、マンションを売却するしかありません。しかし今の値下がり状況で相場が確定してしまえば、借入金額より安くなる可能性も出てきます。

 

そうなればローンが残った状態で次の家を探さなくてはいけなくなります。

不動産物件の値下がり傾向は続く

不動産の値下がり傾向があるのは、地合いの悪さからではありません。

 

元々のマンション価格が高すぎたということも指摘できます。

 

タワーマンションは狭い土地に多くの戸数を入れることができるため、大手デベロッパーからすれば収益性の観点から、タワーマンションはまさにドル箱物件でした。

 

多額の広告費や販促などの人件費をかけることによって販売し続けてきました。そのコストが購入者に乗せられていたのです。

 

資産価値が下がらなければ、お買い得物件です。しかしこの下げ相場は簡単には戻らない状況になっていると思います。

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