タワーマンション(タワマン)は、名前の通り高い建物です。高層階の景色がセールスポイントになっているのも事実です。
都内の景色を一望できる高層階はステータスのある物件として経営者や外資系サラリーマンなど富裕層にも人気の物件です。
都内有数エリアの大手デベロッパーが建設したタワマンは、アジアの富裕層も投資目的で盛んに購入されていました。
タワマンの高層階に住むメリット
タワマンの高層階はメリットには、「眺望が良い」「虫が少ない」「セキュリティ的に安心」といったことが挙げられます。
しかし一方で「風が強い」「エレベータでの移動に時間がかかる」といった住んでみないとわからないデメリットも多くあるようです。
課題とされるのは、十数年に一度発生する大規模修繕への負担です。
大規模修繕に必要な修繕積立金の費用が不足する傾向にあります。
理由の一つにアジア富裕層が購入した場合は、居住していないため修繕積立金が未払いとなっていることです。
大規模なタワマンでも建物を維持管理するために住民への経済的な負担が大きくなるとも予想されています。
時価と資産価値の乖離がある高層階
タワマンは値崩れがしない資産価値がある物件と言われています。
しかし最近の売却状況を見ると高層階の物件が安く売りだされているのです。
購入時の金額で売れなくなってきているのです。
購入時に期待されていた資産価値との乖離が起きているのです。
売却が成立した物件の価格が安くなってしまえば、相場が決まってしまいます。
もしタワマンを購入するなら低階層
タワマンを購入するのであれば、低階層のほうが資産価値的には値崩れしません。
コストパフォーマンスが良い
タワマンの魅力である各種共用施設(ジム、ラウンジルーム)は住民誰もが利用できます。
元々価格が抑えられている低階層のほうがコストパフォーマンス的にメリットがあります。
災害時に安心
タワマンは災害時においては課題があります。
災害で非難するにも高層階は階段でおりると相当な時間と体力が必要です。
また消防車のはしごも高層階では対応できません。
賃貸物件として貸しやすい
タワマンは賃貸物件としても人気です。
投資家の購入目的として値上がりによる売却益だけではなく、家賃収入としても活用しているのです。
しかし高層階は物件価格と比例して家賃を高くなる傾向です。
家賃を低くでき、外出する際の移動時間も少ない低階層のほうが貸し出す際のターゲットが増えます。
タワマンは低階層のほうがお得
タワーマンションの購入を検討する際は、高層階に住むメリットを考えることが多いです。
一方で「売却する」「賃貸として貸し出す」などの資産活用するのであれば、低層階の物件のほうがメリットがあります。
タワマンは駅に近いという絶好の物件であることは変わりがありません。
コストパフォーマンスを重視するのであれば、価格の安い低階層のほうがお得とも言えます。