年度末に向けて会社も組織改編などで人事的に慌ただしくなる時期でもあります。転職する方も増えてくるのではないかと思います。まだ不動産投資を始める前に数社転職エージェントに登録をしていたのですが、この時期になるとメールが増えてくる傾向があります。
インターネットでの転職活動している方であれば、希望の条件とオンライン上での履歴書を登録していれば、エージェントからのスカウトメールや企業からの直接オファーのメールも届くので効率的に転職活動ができると思います。
しかし、ここ最近のIT企業はエージェント紹介ではなく、従業員からの直接紹介で入社することが増えています。また会社見学と称してインターネットを使って従業員との面談をするなどより手軽になっているのも特徴的です。
ITベンチャーとして大型上場したメルカリも「リファラル採用」で人員を次々と増やしています。現場レベルの開発者からバックオフィスの責任者まで様々な職種の方が採用されたと聞いています。
私の前職、現職も含めて数人が「メルカリ」に入社していますが採用方法としては、エージェントが介在して情報が加工されることもなく、ネットの口コミだけで応募する必要もないので、納得感があるようで評判が良いようです。
IT業界では「ジョブホッパー」と呼ばれるように数年おきに会社を変えていく人がいます。私の知り合いにも上場直前の会社を渡り歩く人がいて、ストックオプションで資産をつくった強者もいます。それだけ転職活動する機会が格段に増えたということでしょうか。しかし不動産投資をする上では転職活動がマイナスになることが多いと言われています。
融資を受ける際には「属性」を重視します。 単に年収の高さや預貯金の多さだけでなく、今の会社に勤めている「勤続年数」も確認することになります。融資を受けることができるのは返済能力がある方です。本業の収入が堅実かを証明する指標に「勤続年数」が重要になってきます。
しかしながら転職がプラスになる場合もあります。下記のような転職の場合はポジティブに評価される場合もあります。
・年収がアップする転職
・大手企業や安定企業への転職
私も不動産投資を始めたころに「もう一旗揚げたい、チャレンジしたい」という思いから密かにITベンチャーを中心に転職活動をしていました。アパート会社に「転職するかもしれない」と相談したところ「勿体無い」と言われました。(今思えばあの頃に転職しなくて良かったと思います。現在、面談準備していたIT企業が業績にも伸び悩んでいる状態です)
不動産投資を始めたい30代~40代は一度は転職を考える時期だと思います。人によっては最後の転職になるので慎重になっていると思います。転職自体に否定もしませんが「不動産投資」始める前であれば、購入してからでも遅くはないと思います。