不動産投資に関する税金のことで相談した税理士さんの話です。
地主の方(高齢で70歳は過ぎていたかと思います)で、節税対策で不動産会社に相談したところ億単位のRC物件を購入することになったそうです。
もともと持っている不動産収入が多かったので、毎年のように節税対策が必要になり、不動産会社に提案されるがまま購入し続けた結果、80億円近くまで融資を受けた状態になっていました。
相当な収入かと思いきやほとんど運用管理費(修繕費含む)や税金などでとられてしまい、キャッシュフローは少なく、いつ多額の金額が必要なるかもしれないのでほとんど手を付けられないようです。
ここまで来ると逆の意味で抜けられない状態になり、売却するにもできない状況になっているようです。
そして目下の悩みは相続することはできないということです。
さすがに法人化しているかと思いますが後継人も同じような苦労をするのであれば、不安で任せられないようです。
以前、不動産投資家のブログで「最終的には自分の代で精算するべきだ」という記事を読んだことがあります。
無計画ではないにしろ、拡大路線で投資から抜けれないような状態になったときは、破綻が待っているのかもしれません。
増やすだけが全てはないですし、周囲に迷惑を掛けないことが大事だと思います。