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コロナ不況で起こるであろう給与制度での3つの変化

コロナウイルスによる3つの変化

すでに避けられない状況であるコロナウイルスによる経済不況に加えて、先ほど東京オリンピックの一年延期がほぼ決定的となり、さらなる経済への影響が予想されます。

 

この延期がプラスに働くかマイナスに働くかは周囲の動きによるものだと思います。ただし今回の場合は日本だけでの責任ではなく、全世界で起こっていることなのでこの決断は好意的に見るのではないかと思います。

 

オリンピックに関する利権でビジネスをしている企業にすれば大打撃かもしれませんが、長期的にみて感染を抑えることができるのであれば、世界的にはプラス要素に働いてほしいと思います。

 

今どこの国も独り勝ちのような国はありません。すべてが自国のために自覚した行動えをとり、世界のためにコロナウイルスの収束に向かうべく努力をするしかありません。

不況を避けるために「消費」が必要

経済不況がおきれば、最終的には我々の家計にも影響が起きてきます。リーマンショックの時も1年ぐらいかけて影響がでてきました。

 

今回は一部の国による一時的な経済ショックではなく全世界的に同時に連鎖して起こったことなので、不況の長期化は避けられません。

 

不況を避けるためには継続的に「お金を使うこと」が一番わかりやすい対策です。お金を使うことで提供側の産業が活性化し、お金の循環が生まれていくことを期待します。

 

アメリカでは国民1人10万円と支給するなど大盤振る舞いな対策を検討しています。国内でも商品券を配布するなどの議論も出ていますが、配布する方法や時間を掛けすぎると効果が半減されていき、消費する機会はなくなっていくでしょう。

サラリーマンの給与制度に3つの変化

そのような状況を察知した企業は早めに対策を出してくると思います。特にサラリーマンにとって大事な給与関係は大きな変化をもたらす可能性があります。

 

すでに一部の業界では日本特有の「年功序列」のような年齢とともに給与が上がっていくことを廃止されていますが、さらなる変化が出てくることは容易に予想されます。

 

ネガティブな内容が先行しますが、これもどの企業でも起こりえる事態だと思います。

 

1.残業制度の廃止

まず大きなことは「業務時間の短縮」です。今回のコロナウイルスにより一部の業界でテレワークでも業務ができることが明確になりました。

 

社内業務はもちろんのこと、営業と呼ばれる職種でもお互いの立場を理解してWEB会議で商談することに抵抗もなくなりました。これは非常に大きな転換期だと思います。自宅から一歩も出ずに業務ができるのです。

 

通勤、移動時間がなくなることでストレスなく業務に集中できるのであれば、会社で周囲を気にしながらサービス残業をする必要もありません。

 

しかし企業側もこの状況を理由に残業制度を廃止する動きになるのではないかと思います。残業によって給与を少しでも増やすことが難しくなります。

2.ボーナスの削減

不景気になると街頭インタビューで「ボーナスが期待できない」などのネガティブな発言が増えていきます。不況になれば「ボーナスに影響する」ということはサラリーマンが身に染みて理解していることです。

 

すでに下記のような業界は打撃を受け始めています。コロナウイルスで人や物が動かなくなった業界です。これは長期化するにつれて、ボーナスの影響は大きく事業の見直しや再編が求められていきます。

打撃を受けている業界
  • 外食業(レストラン、居酒屋など)
  • 観光業(ホテル、テーマパークなど)
  • エンターテイメント業(イベント、コンサートなど)
  • 小売業(衣類、化粧品など)
  • 輸送業界(航空、鉄道など)
  • 健康ビジネス業界(フィットネスなど)

3.昇給・昇格の凍結

通常であれば、この4月からは新たな組織体制を組む会社が多いと思います。その際に昇給や昇格といった動きが出るのですが、コロナ不況の影響を考えると長期的に凍結する企業も増えてくるのではないかと思います。

 

昇給、昇格は期待に応じた社員が受け取れる結果です。会社としても組織を活性化するためには必要で、社員のモチベーション維持にも大事なことではあります。

 

しかし昇給は人件費に直結する話です。コロナ不況でコスト意識が高まると現状維持でも大変という企業も多くなり、凍結せざるを負えない状況になることが予想されます。

 

「給与に不満があれば転職すれば良い」というわけにはいきません。転職先の会社もおそらく同じように昇給できない待遇になっていても仕方がありません。

新たな収入源を積極的に探す時代

不況は全員が受け止めなくてはいけない事態なので、周囲を悲観するのではなく前向きに切り返していくことが必要になってきます。

 

「時間がある」「自宅でできる」ということであれば「副業」するという選択肢も出てきます。おそらく企業側の「副業」解禁も増えていくのではないかと思います。

 

いきなり「副業できる」と言われてもそう簡単には始めることができません。自分にあった副業を探すことが大事です。それは転職する会社と同じくらい良い条件で少しでも長く続けられる「副業」を探すことです。

 

コロナ不況で自分の時間が増えます。将来のことなど色々と考える時間になると思います。この時間を活かし積極的に収入源を増やす行動に出るか出ないかで将来の生活にも影響が出てくるので時間を無駄にしてはいけないと思います。

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