お試し「転職」を導入する企業が増加

お試し「転職」を導入する企業が増加

最近の働き方改革の流れか、様々な仕事の仕方が注目されています。

 

そのひとつに社員として勤務先に所属しながら、他社の職業体験の参加や副業を経て転職する「お試し転職」というスタイルが出てきています。

 

転職活動となると通常であれば、書類選考と面接選考を行います。

 

しかし、実際には応募者と企業ミスマッチが起こる場合があります。

 

入社してから「こんなはずじゃなかった」と思う人は多数います。

 

転職は双方に時間とコストがかかりますので避けたい状況です。

 

そういったミスマッチを防ぎ転職者の定着率を高める効果が見込めるのが「お試し転職」です。

 

転職市場は伸びているが定着率が課題

転職市場は拡大が続いています。定年退職まで同じ会社にいることのほうが珍しいくらいです。

 

2018年の転職者数は前年比5.8%増の329万人と10年ぶりの高水準となった模様です。

 

しかし、企業への定着率は高くはなっていないかと思います。(だから、転職数は増えているのかもしれません。)

 

転職は体力のいる活動です。出来るだけミスマッチなく仕事に就きたいところです。

 

そのような課題を解決するべく、新卒の就職活動のようにインターンシップや会社説明会などで具体的な話を聞く機会を増やしている企業があります。

 

雇用条件などは明確だけれど、社風や実際の働き方、将来の同僚については把握しにくいことを解消しています。

 

そこでインターシップなどを通じてお試しでの職業体験を行い、双方に問題なければ採用という形になります。

 

期間も1~2日の短期間のほか、1カ月に4回定期的に通うものなど様々です。

 

擬似的に社員体験できるのは、面白い試みだと思います。

「お試し転職」ができるのは限定的

しかしながら「お試し転職」はまだ発展途上段階の採用方法です。

 

希望する場合は、副業の可否や就業規則に違反しないかといったことも確認しなくてはいけません。

 

人材を受け入れたい企業と人材が出て欲しくない企業からすれば、考えが真っ向から対立します。

 

プロサッカー選手のように、期限付きのレンタル移籍のような考えも出てくるかもしれません。

 

働き方が自由に選べるのは良い時代だと思います。昔憧れていた仕事に挑戦しやすくなります。

 

プラスして副収入が得て生活が安定できれば、最高のライフスタイルになるかと思います。