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「サマージャンボ宝くじ」販売実績は2009年の半分以下
年末ジャンボ宝くじと同じくくらいの風物詩である「サマージャボン宝くじ」の広告を多く目にするようになりました。
2009年には、販売実績が1,012億円もあったのですが、景気を左右しているのか購入者が減少傾向になり2017年には478億円と半分以下に低迷しています。
昨年の2018年は491億円とわずかながら復調をしているようです。少しでも億万長者になれる夢を持つ人が増えてきたのでしょうか。
不動産投資をしてからは「宝くじ」は買わなくなりました。
以前まではその日の勢いで購入することもありましたが、それでも余程のことがない限りは購入することはありませんでした。
「不動産投資」など「投資」をされている人は、このような「宝くじ」を購入することは少ないのではないかと思います。
「宝くじ」を絶対に購入しない理由
理由1:リターンする確率が低い
「投資」するという観点からすると「リターン」の確立が高くないといけません。
「大きく勝つ(儲かる)」ことが前提ではありますが、「負けない(損をしない)」ことも「投資」の鉄則です。
しかし宝くじはリターンに対する確率が低すぎます。ジャンボ宝くじの1等当選確率は1000万分の1と言われています。
買うこと自体が無駄であることは一目瞭然です。
理由2:主催者のみが確実にお金が入る仕組みである
1等を狙わないまでも、確率が低すぎるため「リターン」としての評価がありません。
購入したお金は基本的には「主催者」が儲かる仕組みになっています。
地方自治体が主催者の場合は地元に使われるのであれば社会貢献という点で良いのかもしれません。
しかし、同じ自治体にお金を預けるのであれば「ふるさと納税」で返礼品をもらっているほうが、節税にもなるのでお得です。
理由3:コントロールできない
「不動産投資」はお金をかけることによって、リターンをコントロールしやすい投資です。
不動産価値を上げるにはリフォームをすれば良いですし、入居付けが必要であれば広告費やプレゼント代を使って満室に試みることができます。
しかし「宝くじ」は購入するだけで何もすることができません。
確率を上げるためには追加で購入するしかありません。ただ当選発表を待つしかないのです。
人気のある売場で「宝くじ」を並んでまで購入したり、ロトなどで数字を選んだりするなど時間の無駄としか思えないのが正直なところです。
不動産投資をしている立場からすれば、リターンが見込めることに「時間」と「お金」を使うべきかと思います。
「楽して儲けたい」は現実的ではない
購入するときは、冗談半分でも「1等当てれば、タワーマンションを現金で買って、海外旅行をする」といったことを考えるかもしれません。
しかしそれは「欲望を満たすための妄想」レベルです。
「宝くじ」だけで生活している人はいないと思います。
「パチンコ」などのギャンブルで生活を立てている人もいるかもしれませんが、時間もかかるうえに、確実性がないと思います。
ストレスなく「楽して儲けたい」という願望が本質的にあるかと思いますが、「宝くじ」では実現度は低いと思います。
「投資」という点では「宝くじ」はあくまでも「娯楽」の一つとして捉えています。
同じ3,000円(10枚1組)を購入するのであれば、「本を2冊購入」したり「高めのランチを食べる」ほうが経験という「投資」ができると思います。