これからは「貯金」ではなく「貯蓄」をするべき

「貯金」ではなく「貯蓄」をするべき

そもそも「貯金」と「預金」は意味が違う

「貯金」という言葉は普段の生活でも良く使います。「どれくらい貯金しているの?」「貯金しないとダメだよ」的な会話をしているのではないかと思います。

 

「貯金」は字のごとく「お金を貯める」という行為のことを示してます。貯金箱に小銭を入れることも、机の中にへそくりを入れておくのも「貯金」と言えます。

 

銀行に預けることは「預金」と呼びます。都市銀行や地方銀行、信用金庫や信用組合、最近ではネット銀行で「お金」を預けている人も多いのではないかと思います。

 

銀行ではお金を預ける項目として「普通預金」や「定期預金」「積立預金」があります。「貯金」と異なるのは僅かながら「金利」が付きます。

 

預金には「預けたお金を運用する」ということを意味します。

 

貯蓄は「お金を増やす」意味をもつ

似たような言葉で「貯蓄」があります。

 

「貯蓄」とは一般的に知っている内容ですが、実際の意味を知っている人は少ないと思います。

 

「貯蓄」は「貯金」とは似ているようで内容が全く異なります。「貯金」だけにとどまらず金銭以外の形を持ったすべての財貨(財産として価値のある品物や金銭のこと)が「貯蓄」と呼ばれるのです。

 

銀行預金だけでなく「株式投資」「生命保険」も含まれます。そして「不動産投資」も対象となります。

 

先ほどのように「貯金はしていますか?」とは聞いても「貯蓄はしていますか?」は普段から聞くことはないと思います。それだけ「貯蓄」に対しては関心が低いと言えます。

 

「貯金」は貯めるだけで増えていきません。「貯蓄」はお金を増やしていく「投資」という視点があります。「投資」であり「資産形成」をすることなのです。

 

「貯蓄」を続けるために必要なこと

「貯金」だけではお金が減り続けるだけです。1億円の貯金があったとしても増えることがなければ、いつかは無くなってしまいます。

 

銀行に「預金」するという考えもありますが、金利が1%もない銀行に預けるのは「タンス貯金」と変わりません。

 

そうなると「お金を増やす」仕組みが必要になってきます。

 

「株式投資」でも「不動産投資」でも構いません。本業の給与収入以外でお金を増やす仕組みを持つことが「貯蓄」につながるのです。

 

公的年金の「2,000万円不足問題」で「貯金」が必要と言われていますが、実際にはお金を増やす仕組みである「貯蓄」が2,000万円必要だという認識を持つことが必要です。