IT系の仕事をしていると、取引先にフリーランスの方がいらっしゃいます。会社に属することなく(場合によっては個人事業主として、法人化されている場合もありま )、固定のオフィスを持たず仕事をされています。
場所、時間を選ばずに仕事をされています。そのようなスタイルの方をノマドワーカーと呼ぶそうです。
スタバなどのカフェで、颯爽とMacBookなどで仕事をする様は、若い人の憧れの1つのようです。
ノマドワーカーで仕事をしている方から、「仕事があるのだか忙しい。しかも不安定なので、安定した所得がほしい。」と言われました。
1人だと大変なので、雇用して経営する立場になればどうかと聞いてみたところ、「仕事内容が拡張するだけで、忙しさと不安定さは変わらない」と考えていました。仕事を止めると収入が途絶えてしまうフリーランスの宿命かもしれません。
そうなると投資の選択肢が出てきます。株式投資( 配当金含む )、FX投資、仮想通貨投資と色々がありますが、金融投資はやはり値動きが激しいので投資収入として安定しません。
そうなるとミドルリスクでミドルリターンの不動産投資が候補に上がってきます。しかしフリーランスの方からの意見では、不動産投資は新築ワンルームマンションのイメージしかないようです。(この点は正しく伝えないとますます悪いイメージしか残りません)
詳しく説明すると非常に興味を持ってもらえるのですが、実際にはフリーランスの方では難易度がある投資であります。
やはり銀行融資の面で不利な部分があります。金融機関は属性評価として安定した収入があることを評価します。フリーランスで高収入があっても、不定期な仕事になっているのであれば、評価が高くなくなります。
私の知り合いでサラリーマンをやめて独立をした方も辞める直前に急いで住宅ローンとクレジットカードの申し込みをしていました。普段生活して気がつかないことなのかもしれませんが、サラリーマンという安定収入があるからこそ、最大限に活かすことで実現できる事例です。
不動産評価が厳しい場合は、どのようにすればフリーランスの方も不動産投資をすればいいのでしょうか。まったく手段がないのではありません。
1.法人化して黒字3期の決算をつくる
個人事業主の方で法人化をしている方は多いと思います。赤字を出して節税するようなテクニックをしている方もいるかもしれませんが、不動産投資をするのであれば、黒字が必須です。正しく?黒字決算がなるようにして金融機関からの信用をもらうようにします。
2.現金で不動産実績をつくる
法人化して3期黒字は面倒で時間がかかります。そこまで待てない人は、不動産の実績をつくるしかありません。フリーランスでも現金を持っているのであれば、中古戸建を購入する方法もあります。中古ワンルームを購入する方法もありますが、マンションのような区分所有は、土地がないので銀行評価も高くありません。
3.企業に就職する
現金もないのであれば、いっそのこと就職したほうが早いかもしれません。せっかくフリーランスになったのに本末転倒な話でもありますが、最近の会社では勤務時間、場所が選べたり、副業が認められたりと様々な雇用形態が一般化してきました。プロスポーツ選手のように個人として契約する会社も出てくると思います。
企業に就職して、ダブル収入をして個人属性の信用を増やして行くのも結果早道かもしれません。いずれにしてもノマドワーカーのようなフリーランスは今後、メジャーになっていくのではないかと思います。来るべき雇用形態に備えても不動産投資ができる方法は探っていく必要があるかと思います。