新型コロナウイルス感染予防のために「働き方」も大きく変化しました。テレワークや時差出勤ができることにより、必ずしもオフィスで仕事をしなくても業務ができるということが実感できたのではないでしょうか。
私個人としても2週間近くテレワークをすることで勤務時間でよくある「喫煙所での立ち話」や「サービス残業」「休日残業」が改めて無駄であるということを実感しました。
会社で集まって仕事をすることは否定しませんが、もっと効率的にできるのではないかと思います。創造性と生産性を最大限にするには自分自身で働く環境を作り上げることが大事になります。
それは給与を得るために会社にいることの満足度を上げるとともに、ストレスを軽減して幸福度を上げていくことに直結するからです。
目次
仕事の幸福度を上げていく7つの方法
仕事での幸福度を上げていくことは、必ずしも「給料を上げる」「役職者につく」ということだけではありません。
会社にいる時間は一週間のうち40時間(8時間×5日間)以上とした場合、25~30%は過ごしていることになります。そうなると会社の目的としては「ワークライフバランスをとる」ほうが大事になります。
仕事の幸福度は人によって価値観が様々ですがストレスのないように過ごすことが大事になります。
- スキルアップの場と考える
- ワークライフバランスを大事にする
- 24時間仕事のことを考えない
- 人のつながりを大事にする
- ネガティブな人との時間を減らす
- 得意なものをみつける
- 有給を消化する
1. スキルアップの場と考える
会社の面接などでは「御社の売上に貢献します」的な意思を伝える場面があったかと思います。しかし会社に入ってからは自分のスキルアップを最優先に考えるべきです。
自分がスキルアップすることで仕事が円滑に進み、結果、業績にも貢献できていると考えるほうが丁度バランスが良いです。
今いる職場で自分がどのように成長し、何を学べるのかを知ることが大事です。コミュニケーション能力なのか、プレゼンテーションスキルなのか、与えられた仕事に対してそれぞれのテーマを設定することです。
スキルアップの方法は仕事の経験からということもありますが、関連するセミナーの受講でも、優れた上司に教わるでも良いと思います。とにかく「会社のため」ではなく「自分のため」に仕事をすることを最優先に考えるべきです。
2. ワークライフバランスを大事にする
日本の高度成長期をささえたのは、勤務時間に縛られないモーレツな仕事ぶりです。バブル時代には「24時間戦えますか」という流行語が出たくらいです。
今の状況を考えれば「異常」とも思える時代です。これからは会社への滅私奉公な考え方をしても、今回のような不況になれば将来を保証してくれるわけではありません。
「仕事の時間」「自分の時間」「家族の時間」を明確にしておくことです。特に「自分の時間」は30分でも良いので一日のうちに持てるよう心掛けるようにしておくべきだと思います。
3. 24時間仕事のことを考えない
情報通信技術の進歩により、私たちは「いつでも・どこでも・誰とでも“つながる”」ことができるようになりました。
それもパソコンだけでなくスマートフォンでも仕事が出来てしまう時代です。しかしこれは「勤務時間外の業務対応」という問題が人々を悩ませるようになっている証拠です。
しかし欧米では勤務時間外の対応を拒否できる「つながらない権利」の法制化が進んでいるのです。緊急事態が起きたときにどうするなどの判断も出てきますが、土日にシフトを組むなどで対応できなくはありません。
いずれにしても24時間365日において仕事のことで神経がピリピリしている状態が避けなくてはなりません。
ワークライフバランスと同じ考えですが、仕事のことを24時間考える必要もなければ行動しなくても良いという考えを持っておくべきです。
4. 人のつながりを大事にする
会社にいることで大事なのは人脈がつくりやすいということです。自営業やフリーランスの方で自宅をベースに仕事をする場合は、中々人脈が広がりません。
会社であれば上下関係、同じチームはもとより他部署などの横のつながりも出てきます。また会社の看板を使うことで外部の人とも会いやすくなるメリットもあります。
すべての人と繋がって仲良くしないといけない訳ではありません。広く浅く付き合うという考えもあります。
新しいことを始めるときなどに相談できたり、協力できたりするのも人脈があるとスムーズに行く場合があります。今の時代であればインターネットだけでビジネス関係をつくることもできます。
自分の会社の名前を存分に使うことができるのであれば、現役時代に人脈を増やしておくことも大事かと思います。
5. ネガティブな人との時間を減らす
人脈をつくるうえでどうしても相性が合わない人が出てきます。これに関しては無理に好きにならなくても良いと思います。特にネガティブ発言が多い人、リスクを避ける人は職場には一定数存在します。
この性分は簡単に改善するものではないので、このような性格な人なのだと割り切ることが大事です。ここの時間をかけるのは無駄に等しいと思います。
むしろこのような人との接点となる時間を減らすようにしたほうが結果良い場合があります。そして自分が思っているほど相手は自分には関心がありません。少々無視しても問題はないと思うくらいのほうが良いと思います。
6. 得意なものをみつける
会社は自分のスキルを棚卸しができる場でもあります。営業が得意なのか事務的な仕事が得意なのかは自然とわかってきます。
お話するのが得意でないのに「営業」をしていたり、事務処理が苦手なのに「総務」の仕事をしていればミスマッチがおこり、ストレスを増幅していきます。
もしそのようなミスマッチが起きているのであれば、自分が何が得意なのかを見極めて、そのような仕事がつけれるように、上司や周囲にアピールしていくことが大事です。
出来ない場合はそのスキルを伸ばせるように「副業」などに挑戦してみるのも良いかと思います。
6. 有給を消化する
「働いた分だけ休む」はしごく当然のことです。しかし国内の企業では有給を取ること自体が「悪い」という風潮が根強く残っています。これはサービス残業とも同じです。
「休みがとりにくい」ということは、政府がかかげる「働き方改革」からすればマッチしていません。
「毎年5日間、時季を指定して有給休暇を取得させることが義務付け」という法令が出ていますが、本来であれば完全に消化すべきというくらいに振り切らないといけません。
むしろ休んだとしても「業務が続けていける」ように属人的な体制や考え方をやめることを優先的に考えていくべきだと思います。