デキる人は「レジリエンス(折れない心)」を持っている

レジリエンス

最近の職場で求められているスキルの一つに「レジリエンス(折れない心)」ということが挙げられています。意味としては「復元力」「耐久力」といった力になります。

 

ビジネススキルの基礎を築くために必要な要素として、会社の中でも環境の変化に対応できることを求められているのです。

 

仕事のうえで、トラブルや修羅場を迎えることがあると思います。マニュアルにもなくどうしようもないことに追い込まれたときに、それを乗り越える経験によってこの「レジリエンス」は養われます。

 

レジリエンスとは何か

レジリエンスとは、逆境や困難、強いストレスに直面したときに適応する精神力と心理的プロセスと定義されています。

 

主に下記の3つのスキルで構成されています。

回復力

緩衝力

適応力

もう少しわかりやすく言うと「打たれ強いこと、折れない心、心のしなやかさ」といった感じになります。

 

現代は「ストレス社会」の中で、自分たちが取り巻く環境は驚異的なスピードで変化し続けています。

 

仕事においても限られた時間の中で効率的に生産性を上げて持続的成長を遂げなくてはいけない状況です。

 

働き方改革などで国をあげてストレスのない社会を作るための機会が増えてきつつあります。

 

しかし完全にストレスフリーになることはありません。全員が受けざるを得ない状態です。

 

これからの時代は健康で幸せな人生を歩んでいくには、レジリエンスを高める必要が出てきます。

 

しかしこのレジリエンスはすぐに生まれ持ってできるものではなく、経験による積み重ねになります。短期間で取得できるものではありません。

 

レジリエンスを得るには「新たな環境」に進むことが大事

仕事をしている人であれば、これまでの仕事人生の中で「環境の激変」を何度も経験してると思います。中には順風満帆で行けた人もいるかもしれませんが、それはレアケースだと思います。

 

転職すれば当然環境が変わりますが、同じ企業に長く勤務をしていても「環境の変化」は訪れます。

 

例えば異なる部署や職種への異動、グループ会社への出向、地方拠点への転勤、会社合併による組織・風土の変化などが挙げられます。

 

同じ会社で「すごく忙しい部署」もあれば「残業のない部署」もあります。いつまでも同じ部署とは限りません。

 

普通の人であれば、こうした変化に抵抗感を示す人は少なくありません。

 

辞令を機に会社を辞める人もいるでしょう。しかしこれらの環境に柔軟に対応できるかのは「レジリエンス」の鍛えるチャンスです。

 

管理職や経営層にある人たちは常に変化を受け入れ、新しい環境に適応する経験を積極的に積んできています。

 

ビジネス環境や手法がめまぐるしく移り変わっていく中で、柔軟性や変化対応力は社会人として欠かせないスキルになっています。

 

不動産投資でもレジリエンスは必要

不動産投資でも「レジリエンス」が必要な場面があります。

 

不動産投資は購入することも大変ですが、管理することで家賃収入を安定的に得ることができるのです。

 

この管理の面であらゆる局面に出くわすことになります。空室が出た時やものが壊れた時は、住民への対応や経済的負担などでストレスを感じることがあります。

 

特に自主管理をしているのであれば、起こること全てが初めての経験であり、解決するのにも時間がかかり、精神的にも負担があります。

 

このような場面でも冷静に対応することが大事です。そのためにも「回復力」「緩衝力」「適応力」といったスキルが必要になってきます。