パソコンを使っての「在宅ワーク」は副業をする上でも効率的にお金を稼ぐことができるので幅広い層の方々に人気です。
子育てに忙しい専業主婦にとっても隙間時間を利用して仕事ができますし、本業が忙しいサラリーマンでも週末の時間を利用して、自宅で仕事をすることができます。
最近の副業で人気のサービスに「クラウドソーシング」があります。
クラウドソーシングとは、インターネット上で企業が不特定多数の人に業務を発注(アウトソーシング)することです。
「不特定多数」という点で「クラウド」という表現が用いられていますが、特定の業者に外注して業務委託するアウトソーシングの一種でもあります。
在宅ワークには「悪徳商法」が存在する
クラウドソーシングであればインターネットを介在して仕事をマッチングするため、仕事内容が様々あります。
アンケート入力のような単純作業からデザイン制作などの専門的な業務まで、幅広く用意されています。登録の際にセキュリティもしっかりしているので安心して仕事を選ぶことができます。
しかし「在宅ワーク」というサービスにおいて「お金を稼ぎたい」という欲求に対して、悪意のある業者が介在している場合があります。
「お金を稼ぐ」ということに対して「初心者でも安心」「短時間で高額収入」などのキーワードが組み合わせられている場合があります。これらのセールスポイントがあるサービスは注意が必要です。
初めて「在宅ワーク」をする人向けに、悪徳商法に騙されないための対策としてのポイントを挙げてみます。
知らない番号の電話には出ない
インターネットで資料などを請求する場合は、専用サイトの資料請求フォームに登録する際に連絡手段としてメールアドレスや携帯電話番号を入力します。
そして登録内容の確認など基本は登録したメールアドレスを介在してやりとりを行います。
もしいきなり電話がかかってきた場合は要注意です。番号通知に会社の電話番号(03から始まる番号)以外であれば出ない方が良いと思います。
もし出れなかったとしても、急ぎの用事であれば留守番電話にメッセージが残るはずです。
内容を確かめてから電話しても問題ありません。
仕事前にシステム利用料は発生しない
電話を出てしまった後に在宅ワークを始めるのに専用システムでの発注になるため、利用する際の「システム利用料」をいう名目を請求されることがありますが、これは怪しいと思った方がいいです。
仲介業者の立場であれば、紹介料という名目で取引全体の金額から数%引くことはあります。
しかしこれは成果報酬という形で仕事が成立することで発生します。仕事が成立していない状態でシステム利用するだけでお金が発生することはありえません。
通常のクラウドソーシングサービスでも登録するだけではシステム利用料は発生しません。
さらに数十万円の請求を行い「すぐに仕事で元が取れます」という誘いには絶対に反応してはいけません。
研修費用は発生しない
「初心者でも安心、誰でもできる」という案内をしながら、専門的な知識がいると称して「研修費用」をとる会社もあるようです。
ある基準に合格しなければ、仕事を発注できないという名目で、研修を受けることが必須になっている場合は要注意です。
クラウドソーシングはスキルの自己申告によるものなので、一定の基準を満たすことは必要です。しかしスキルを習得するために有料の研修を斡旋することありません。
またこの研修費用も数十万円必要という請求がきた場合は、怪しいと考えた方が良いでしょう。
ラクして儲けるビジネスではない
在宅ワークは決して「誰でも簡単に数十万円稼げます」というラクして儲かるビジネスではありません。
「簡単な軽作業で毎月10万円が手に入ります」は疑って考えるべきです。
またスマホ利用者向けに「いつでも、どこでも、好きなだけ稼げます」も怪しいセールスコピーのように思います。
怪しいと感じたのであれば、まずは提供している会社をインターネットで検索することです。
「○○ 評判」「○○ 口コミ」は当然のことですが、ストレートに「○○ 詐欺」くらいで出てこないか確認してみましょう。
もしそれでもお金を払ったのであれば、近くの国民生活センターに連絡するしかありません。解約して少しでもお金を返金してもらうように対応するしかありません。
やはり最初は信頼できる大手の会社を利用して在宅ワークを始めることが良いと思います。
「クラウドワークス」や「ランサーズ」はクラウドソーシングでも有名な会社なのでまずは登録して興味のある仕事を探してみるのも良いかと思います。