不動産投資コンサルティングとは
不動産投資をする上で「コンサルティング」会社なる業態の提案を受けることがあります。「仲介会社」のようなイメージですが、付加価値を与えるような印象を持ちます。
「不動産投資の様々な課題を明らかにして解決・助言する」仕事というのが名称からする本来の役割ではないでしょうか。
真っ当にオーナーの賃貸経営へのアドバイスや将来の資産形成を考慮して提案してくることが基本になると思いますし、専門的な分野なので必要な職種だと思います。
「将来の不安」を煽るような形で「価値のない不動産物件を売り切る」悪質な不動産コンサルティングも存在するようです。
今までの経験で怪しく感じる不動産コンサルティング系の会社の特徴を紹介したいと思います。
「絶対に儲かる」という話をする
詐欺的な言い回しですが、実際に聞いたことのあるフレーズです。もちろん不動産売買の上で「絶対に」「確実に」は言ってはいけないキーワードです。
仲介する立場であれば、なおさら保証もしてくれるわけもなく最終時的には「自己責任」で片付けられてしまいます。
「儲かる」「高く売れる」は常套句なので話が出た瞬間に疑っていいと思います。
「メール」より「電話」で連絡がくる
不動産購入はスピードが大事とは言われますが、あからさまな行動をするのは要注意です。
特にこちらからメールで問い合わせをしているのに、仕事中、週末の時間関係なしに連絡してくる会社は「売り切りたい」だけという姿勢しか見えません。
内容も「今決めないと将来損します」的なものは、無理に受ける必要はありません。中には本当に良い物件があるのかもしれません。
しかし自分自身に不動産評価を即時判断できるノウハウがないのであれば、受け流すくらいで良いと思います。
物件のデメリットを言わない(言えない)
不動産物件でパーフェクトなものを探すことは困難だと言われています。当然デメリットがあるのですが、コンサルティング担当が仲介物件に対して言及しない会社は怪しいと思うべきです。
むしろ知識がなく、不動産物件のデメリットが言えない可能性があります(これは当然論外な担当です)
当然デメリットはあるのですが、改善方法や対応を言ってくれることで冒頭のコンサルティング業務が成立するのだと思います。
デメリットを隠して半ば騙したような販売するのはコンサルティングではありません。
パンフレットとオフィスが豪華
やたらとパンフレットが豪華な会社は要注意です。そこにコストが掛けれるくらいなので、相当な利益を載せている物件の売買やコンサルティング費用を取っている可能性があります。
また最近ですと銀座や六本木、青山界隈に本社がある会社も要注意です。全てが悪いとは言えませんが、ホームページのトップ画像にオフィス写真を載せている会社は、それしか特徴がない可能性があります。
以前、青山のある不動産会社に訪問したことがありますが、受付から商談室まで非常に快適な対応をしてくれました。しかし肝心の中身がない提案でしたので、オフィスの質が提案質に比例しないのだと感じました。
他にもチェックポイントがありますが、提案を受けた際には一度チェックしてみるのも必要かと思います。