中古ワンルームマンション投資は安定的
比較的早く始められる不動産投資として、ワンルームマンション投資があります。
新築は売主の利益を占める部分が大きいので、多くの家賃収入は期待できません。それどころか赤字収支になり持ち出しが発生します。
同じワンルームマンションでも中古であれば比較的値段も安く、初心者でも購入しやすい物件です。
都内で週末に行われる中古ワンルームマンション投資のセミナーは、満席と盛況が続いており人気の高さが伺えます。
とくに都市部の駅が近い中古ワンルームマンションは、入居付けが安定しています。空室になってもすぐに埋まるのが魅力的です。
人気があるので中古ワンルームマンションの値段は高騰している傾向にあります。
8年前から年金は月に15万円足りない計算だった
私も8年前に中古ワンルームマンションを2戸購入しました。
きっかけは「公的年金では足りない」という話から別の収入源として中古ワンルームマンション購入にいたりました。
当時の話では、サラリーマン家庭が夫婦でもらえる公的年金は約23万円しかないという事実でした。
豊かな老後を暮すには、38万円が必要との統計結果があり、その差額の15万円を退職時までに用意しなくはいけない内容でした。
これは区分マンションのメリットでよく出てくる「私的年金」の考え方です。
中古のワンルームマンションで50,000円のキャッシュフローが毎月あるならば、3戸あれば安泰だと判断しての購入でした。
ワンルームマンションでの資産形成は時間がかかる
ただし実際にそのような家賃収入を得るには時間がかかるのです。
少ない頭金で融資でレバレッジを効かせれば1戸は購入はできます。
それを毎年繰上げ返済していき、無担保のマンションを2戸を15年で完成し、その2戸から複利を利用して7年ほどでようやく3戸完成です。
たしかに自分の年齢からすると年金までに完了します。
しかし、そのときにはマンションも古くなっているので、家賃下落、空室も考慮するとそこからも15万円が確実に得られるかもわかりません。
それに気がついたのは購入してから2年経ったころでした。
現金買いできるなら投資としては魅力的
中古ワンルームマンション自体は、それほど悪くには思いません。
しかし銀行からの評価が、土地付きアパートと比較すると高くなく、複数購入したくても融資上限がすぐにきます。
ただし現金買いで中古ワンルームマンションを購入できるのであれば、安定的に不動産収入を増やしていくことができます。
東京都内の中古ワンルームマンションは、高いので現金買いは難しいですが、地方都市部であれば、数百万円で購入できる物件があります。
中古ワンルームマンションを投資対象にされている不動産投資家の方が独特な方法で買い増しをされています。
年間のキャッシュフローを生活費に使わずに毎年、中古ワンルームマンションを1戸ずつ買い足されているのです。
ここまで来ると中古ワンルームマンションだけでも十分な家賃収入を得ることができます。
私もアパートの返済が終われば、この手法を使って、定期的に資産を拡張する方法としてはアリかなと思います。